拉麺男 / 「こってりトンコツ」(780円)。豚骨の旨味が凝縮したこってりスープがおいしい

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絶対に食べておきたい宮崎市内の人気豚骨ラーメンをご紹介。自分好みの最高の一杯を求めて、ラーメン巡りを楽しもう!

【写真を見る】風来軒 加納本店 / 「豚骨ラーメン」(700円)。とろみのある濃厚な豚骨スープ

■ 白濁の呼び戻しスープを堪能「拉麺男」

豚骨ラーメンを中心に、塩ラーメンや中華そばが売れ筋の「拉麺男」。長時間炊いた濃厚な豚骨スープが自慢で、10年間研究した自家製麺と好相性だ。注文時であれば、背脂や揚げニンニクの追加も可能。あっさり味のラーメンを味わえる早朝の"朝ラー”タイムも、多くの人が来店する。

おすすめは「こってりトンコツ」(780円)。1998年の創業以来、スープを継ぎ足す”呼び戻し”スープが自慢だ。丁寧に洗浄した豚のゲンコツ、頭、背ガラ、肩を20時間じっくり炊き上げ、豚骨の旨味を凝縮させる。

[拉麺男(らーめんまん)]宮崎県宮崎市村角町坪平1221-1 / 0985-27-7277 / 6:00〜23:00(LO)※朝ラータイムは〜11:00 / 不定休

■ 宮崎の濃厚豚骨のパイオニア「風来軒 加納本店」

約30年前、あっさり豚骨ベースの宮崎ラーメンに”濃厚豚骨”の新風を吹き込んだパイオニアである「風来軒 加納本店」。スープの原料は、水と大量の豚骨のみ。強い火力で長時間かけて、継ぎ足しながら煮込む。宮崎県新富町産の小麦をブレンドした自家製麺と、スープの相性は抜群だ。

県外のファンも含め、不動の人気を誇る一品が「豚骨ラーメン」(700円)だ。とろみのある豚骨スープに、自家製の縮れ麺が絡み、絶妙な味を生み出す。麺の固さやスープの濃さ、ネギの量はオーダーOKだ。

[風来軒 加納本店(ふうらいけん かのうほんてん)]宮崎県宮崎市清武町加納甲1836-2 / 0985-84-1620 / 11:00〜14:00(LO)、17:00〜22:30(LO)、土曜・日曜・祝日11:00〜22:30(LO) / 不定休

■ 塩を使った一杯が人気急上昇「ラーメンきむら 大淀店」

1953(昭和28)年に創業した「ラーメンきむら 大淀店」。豚骨を約7時間煮込んだスープに合わせるのは、小麦の選定から製麺まで手がける自家製麺。ツルツルした麺で、あっさりしたスープに最適だ。トッピングの細モヤシやしっかり味のチャーシューもポイント。生卵トッピングもおすすめ。

定番の豚骨ラーメン(650円)はもちろん、あっさりした塩ダレを使用する「塩ラーメン」(650円)も人気が高い。卓上に用意する”ニンニク醤油”を加えると、味に変化が出る。

[ラーメンきむら 大淀店]宮崎県宮崎市恒久4942-2 / 0985-59-6477 / 11:00〜22:00(LO21:30) / 不定休

■ 県内屈指のあっさり豚骨「らーめん本舗 さといも」

あっさりとした豚骨ラーメンを堪能できる「らーめん本舗 さといも」。メインのスープは豚骨を時間をかけて仕込み、ベースの醤油ダレと合わせて作る。隣接する製麺所で作る中太ストレート麺、県産豚のバラ肉を使用したチャーシューなど、”メイドイン宮崎”にこだわった一杯だ。

おすすめは「らーめん」(600円)。丁寧に下処理したあっさり豚骨に、醤油ダレでコクをプラスする。シャキシャキ食感のモヤシがたっぷりのるのが宮崎流だ。トロリと柔らかな自家製チャーシューも美味。

[らーめん本舗 さといも]宮崎県宮崎市大島町原ノ前1445-107 / 0985-32-6868 / 10:30〜22:00(LO21:45) /水曜休み(祝日の場合翌日) 

■ スープ×麺をお好みで!「九州宮崎ラーメン 響 大塚店」

「こってりの黒」は、豚のゲンコツを丸1日煮込んだ豚骨スープと鶏ガラのダブルスープに、鶏油がコクを生む。「あっさりの赤」は豚骨のみのスープ。麺は縮れ、細麺、太麺、辛子麺の4種を用意。ほかに「宮崎ブーゲンビリア空港店」「イオンモール宮崎店」もある。

人気メニューは「黒チャーシュー」(864円)。黒にはスープが絡む縮れ麺、赤には喉越しのいいストレートの細麺がオススメ。大ぶりの豚バラチャーシューは、出す直前に炙り、香ばしさを加えて食欲を刺激する。

[九州宮崎ラーメン 響 大塚店]宮崎県宮崎市大塚町大迫南平4400 / 0985-50-9232 / 11:00〜15:00、17:30〜21:00、日曜11:00〜21:00(各LO) / 水曜休み 

■ 淡麗系スープでファンを虜に「麺処Kojima屋」

豚骨ベースからは想像できないほど、澄んだ淡麗系スープのラーメンを味わえる「麺処Kojima屋」。アクを取りながら沸騰させないよう、時間と手間ひまをかけて仕上げる。毎年夏に販売する「へべすラーメン」は、宮崎発祥の柑橘・へべすの酸味が爽やかな意欲作だ。

定番の「ラーメン」(650円)が人気。豚の旨味を最大限に引き出した、あっさり味の豚骨スープが軸。食感と風味にこだわった細モヤシ、味に変化を付ける豚バラチャーシュー、刻みネギを仕上げにのせる。

[麺処Kojima屋]宮崎県宮崎市島之内6335-1 / 0985-36-3589 / 10:30〜20:00ごろ、土曜・日曜・祝日〜15:00ごろ※スープがなくなり次第終了 / 火曜休み 

■ バランスを追求した究極の一杯「悠瑠里」

久留米で修業した店主が切り盛りする「悠瑠里」。豚の頭骨から取るスープは、こってりとあっさりの両方を兼ね備えたバランスを追求。さらに、魚介エキスと塩をブレンドした醤油ダレが、コクを加える。2018年7月に、宮崎市山崎町に「悠瑠里 一絆店」もオープンした。

おすすめは「らぁめん」(610円)。毎日福岡の製麺所から取り寄せるコシのある麺が、こだわりの豚骨スープによく絡む。どのメニューも、中太麺と細麺のどちらかを好みに合わせて選べるシステムだ。

[悠瑠里(ゆるり)]宮崎県宮崎市大塚台西1-1-8 ワシントンパチンコ駐車場内 / 0985-89-5004 / 11:00〜20:30(LO)、月曜火曜〜14:30(LO) / 無休 

■ 激戦の麺ロードに衝撃デビュー!「虎乃神」

宮崎屈指の激戦区、大島通線沿いにできた特濃豚骨の一軒「虎乃神」。材料は宮崎県産などの国産豚の頭とゲンコツ。骨を砕かず、自然にくずれるよう20時間強火で炊き込み、髄の旨味も存分に生かす。スープは4本の寸胴を同時に使い、濃度を調整しながら本釜でブレンド。呼び戻し手法は久留米式、ニンニク焦がし油は熊本式と、両地の長所を取り入れる。麺は3種の小麦を使う自家製だ。

イチオシメニューは「ネギこってりラーメン」(930円)。豚骨100%の濃厚スープを目の細かい網で搾り出すようにこし、まろやかな舌触りに。辛味噌であえた白髪ネギのシャキッと感もいい。

[虎乃神(とらのかみ)]宮崎県宮崎市村角町六反田382-5 / 0985-77-8388 / 11:00〜15:00、18:00〜22:00(LO21:45)※売切れ次第終了 / 木曜休み

■ チャーシューも旨い!あっさり豚骨の代表格「栄養軒」

“あっさり豚骨味”を特徴とする、宮崎ラーメンの代表格「栄養軒」。じっくりと強火で煮込んだ豚骨スープは、チャーシューの煮汁と塩を合わせたタレで味付け。仕上げの焦がしラードが効いている。好みで自家製のニンニク醤油をたらすとスープにアクセントが付き、また違った味わいを楽しむことができる。

おすすめは、スープの表面が埋まるほど、”肉がデラックスに多い”ことから命名された「肉デラ」(730円)。使う分だけ仕込むというチャーシューは、トロリとした舌触りがヤミツキになる。

[栄養軒]宮崎県宮崎市江平西2-1-6 / 0985-22-7758 / 10:30〜22:00 / 月曜休み(祝日の場合翌日)

■ 豚バラチャーシューとあっさりスープが好相性「黒木食堂」

41年前に先代の後を継ぎ、一時は精肉店も営んでいた夫婦が店を切り盛りする「黒木食堂」。人気の理由は、自家製の醤油ダレに漬けて1日がかりで仕込むチャーシュー。麺を覆いかくすほど盛り付けられていて、ボリューム満点だ。豚のゲンコツを7時間煮込み、ゴマやピーナッツなどで味付したスープも美味。

「チャーシューラーメン」(800円)が人気。あっさり味の豚骨スープに、歯応えのある中太麺がよく絡む。麺を覆うチャーシューは、豚バラの赤身6枚と脂身4枚を使用。1本1000円前後でテイクアウトもOK。

[黒木(くろぎ)食堂]宮崎県宮崎市瓜生野2287-1 / 0985-41-1030 / 11:00〜14:00(13:50) / 月曜休み(九州ウォーカー・九州ウォーカー編集部)