V9の名ショートが古巣に強烈ダメ出し(共同通信社)

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「のびのび野球で立て直す」と就任会見で語った巨人・原辰徳監督だが、“ブレブレ野球”の間違いではないか。これまでの若手育成方針をひっくり返す大ベテラン阿部慎之助(39)の捕手復帰。しかもFAで西武の炭谷銀仁朗(31)まで狙うという。

“打ちたがり病”“欲しい欲しい病”再発中の原監督に、巨人の名ショートとしてV9時代を支え、引退後は万年Bクラスだったヤクルトと西武を率いて3度の日本一に導いて優勝請負人になった球界のご意見番、広岡達朗氏(86)が巨人に対し、諫言する。

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 原巨人? 思った通りじゃよ、報道を見ても原だけが出ている。原、原、原……。他のコーチはどうしたの? 元木(内野守備兼打撃コーチ)が何本ノックしたと書いていたけど、ノックだけなら誰でもできますよ。

 阿部が捕手に復帰するというのはいいと思いますよ。ただし、できなければクビを宣告しないといけない。使う方にも使われる方にもその覚悟がありますか。

 今の監督は情けないことに「辞めろ」と言えないんだから。阿部も生え抜きのベテランというだけで代打の切り札が2億円ももらっちゃだめですよ。3000万円でも高い。やっぱり捕手がダメでもう一度一塁でというのだけはやっちゃいけない。

 阿部がダメなら、巨人は「第2の阿部」を作ればいい。若い選手を育てれば、その選手は意気に感じてやるんですよ。コーチも現役時代にそう育てられた経験がないから、育てようとしない。今の巨人のコーチ陣は、医師が「風邪が流行っているからお大事に」と言って帰すのと同じで、若い選手は何をしていいのかわからない。

(選手の)調子がいいから使い、ダメになると二軍に落とす。この繰り返しじゃいつまで経ってもチームは変わらない。

※週刊ポスト2018年11月23日号