アメリカの中間選挙は来週の火曜日6日(2018年11月)に投票が行われる。米連邦議会の議席数は、上院が共和党51議席、民主党47議席で、このうち35議席(共和党9、民主党26)が改選され、下馬評では共和党有利とされている。

下院は全議席(共和党235議席、民主党193議席)が改選され、民主党が優勢だ。早稲田大学・中林美恵子教授は「世論調査は州ごとに細かく行われているので、大きくは間違わないといわれている」と、予想通りの接戦になると話す。

共和党集会に出没する「謎のQ集団」アメリカ版ネトウヨ?

各候補者たちは連日のように政治集会を開いているが、共和党の集会で目立つのは、Tシャツ、プラカードに「Q」と書いた参加者だ。どういう意味なのか。昨年10月頃からネットの掲示板に「トランプは救世主」と主張する自称「国家機密を知る男」が登場し、共鳴した支持者たちは「Qアノン」というグループをつくり、トランプ救世主説を広げようとしているのだ。

Qは軍産複合体、官僚組織、諜報機関が結びついた「陰の支配者、ディープ・ステイトが世界のシステムを支配している」と主張していて、「オバマ前大統領やヒラリー元国務長官はディープ・ステイトの手先」だと語る。ディープ・ステイトに戦いを挑んだケネディ元大統領は暗殺され、レーガン元大統領も暗殺未遂に遭っていると説く。

中村教授「日本で言うネトウヨのようなもので、Qの主張をまとめた数あるサイトの1つは、月間アクセス数800万以上、ユーチューブには13万件を超える投稿がなされています」

テレビ朝日解説委員の玉川徹は「Qが国家機密を知る政権内の人間だとしたら、言ったことを実現することもありうる」と危機感を募らせる。

トランプ大統領はQの説に乗っかって、「ディープ・ステイトの工作員が有権者を無視し、秘密の計画を進めようとしている」と煽っている。