途中出場で攻撃をけん引したFW久保建英(横浜FM)

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[11.1 AFC U-19選手権準決勝 U-19日本代表 0-2 U-19サウジアラビア代表]

 個人技で突破口を切り開こうとした。U-19日本代表はサウジアラビアに圧倒的に押し込まれ、防戦一方で前半を終えたが、FW久保建英(横浜FM)の後半投入から攻撃の糸口はわずかに見えた。

 0-2で迎えた後半開始と同時にピッチに立った久保は切れ味抜群のドリブル突破やパスで攻撃の形をつくり、強敵サウジアラビアを相手にも存在感を見せた。後半22分、後半34分にはいずれも鋭いドリブル突破で切り裂き、PA内左角度のない位置から左足シュート。しかし、与えられた45分間でゴールに結びつけることはできなかった。

 日本の枠内シュートは0本に終わる完敗だった。チームはアジアの厳しさを改めて体感し、来年5月開催のU-20W杯に向けた課題も見えたはずだが、久保は「いまはまだ試合が終わってすぐで切り替えられないので、それはまたピッチの中でみつけられればいい」と話すにとどめた。

 今大会は北朝鮮戦(5-2)で炸裂したスーパーFK弾が大きなインパクトを残した。高い技術光るプレーで3アシストを記録するなど、改めて真価を示した大会だっただけに、悔しい幕切れ。昨年飛び級で出場したU-20W杯は16強で敗退し、「こういう思いは最後にしたい」と悔しさをにじませていた。自身2度目のU-20W杯出場へ、残り半年でさらなる進化を遂げる。

(取材・文 佐藤亜希子)