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みなさんは、「アナウンス」という言葉を聞いて、どんなアナウンスを思い浮かべますか? ビジネスシーンでも、さまざまなアナウンスがあると思います。

そこで本稿では、どんなシーンでアナウンスが使われているのか、アナウンスの例文とともにご紹介します。

○アナウンスの意味

アナウンスの意味は、「放送によってニュースや案内などを告げること。また、その放送」「公表すること。正式に発表すること」です。

○アナウンス(する)を使用するシーン

前述のとおり、アナウンスの意味は主に「放送」と「公表」です。放送や公表をすることを「アナウンスする」と表現します。実際にどのような場面で使われているか、具体的な例を見ていきましょう。

●ニュース番組で

「放送する」シーンとしては、テレビのニュース番組が最も身近な例ではないでしょうか。「アナウンサー」は、「放送をする人、告知をする人」を指し、ニュース番組には欠かせない存在です。国内外での出来事を、正確かつスピーディに私たちに届けてくれます。

●機内・車内アナウンス

飛行機を利用する場合にも多くのアナウンスを耳にしているはずです。出発前の空港では、搭乗案内や運行状況の案内、お客さまの呼び出しなどがあり、搭乗後は、離陸前、到着前の案内のほか、シートベルト着用や機体が揺れる時の案内、機長アナウンスなどが流れます。

さらに、到着後のアナウンスでは、現地の情報とともに乗り換えの案内などがされているはずです。電車や新幹線などの乗り物全般で、同じようなアナウンスが流れたりもしますね。

●商業施設・イベントで

商業施設などでは、催事やタイムセールの案内、落とし物や迷子のお知らせなどがアナウンスされます。スポーツ観戦などでは、試合の進行に関する場内アナウンスがされます。

●職場で

職場などでも、例えば「○時から、一時システムがダウンします」「本日はノー残業デーです」などと従業員へアナウンスしたり、取引先や顧客に何か通知したりしたい時には「顧客にアナウンスしておいて」なんて使い方もされます。

ただし、特定の顧客に対してのアナウンスは、放送というよりは「告知」「通知」という意味になりますので、覚えておきましょう。

●国や自治体から

国や自治体などの公の機関による正式発表は、基本的に「公表」という意味のアナウンスになります。政府の決定事項や外交の結果など、全国民に対して正式に発表することを「政府からのアナウンス」などと表現します。

また、近年では、自然災害が発生する度に非難指示が出されていますが、こういった各行政からの防災無線もアナウンスの一つです。

このように、一度に多くの人に案内を知らせたり、公に発表したり、特定の相手に通知したい場合に、アナウンスは非常に有効な手段といえるでしょう。

○アナウンス(する)の例文

・到着時刻をアナウンスする。

・場内アナウンスに従って行動してください。

・校内放送でアナウンスしましょう。

・迷子のアナウンスをお願いします。

・クライアントにアナウンスしておくように。

ちなみに、あまり知られていませんが、「存在をアピールする」「自己を主張する」ことを、「存在をアナウンスする」と表現することもあるようです。

今回は、さまざまなアナウンスについてご紹介しました。こうしてみると、私達がアナウンスを聞かない日は無いといっても過言ではありません。

自分が、普段どんなアナウンスに触れて生活しているか、アナウンスの声に耳を傾けてみると面白いかもしれませんね。

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