前日調整を行ったDF菅原由勢(名古屋U-18)

写真拡大

 目標に掲げていたU-20W杯出場権獲得は通過点になった。U-19日本代表は31日、準決勝サウジアラビア戦に向けて前日練習を行った。右サイドバックを担うDF菅原由勢(名古屋U-18)は「チーム力が上がっているので試合が楽しみです」と意気込み、「先輩たちに続けるようにしっかり優勝したい」と大会連覇を見据えた。

 守備陣は調子を上げ、直近2試合を無失点に抑えている。第1戦北朝鮮戦は2-0から追いつかれる苦しい試合展開となったが、攻撃陣の爆発に助けられ、終わってみれば5-2の勝利。第2戦タイ戦(3-1)は失点後に立て直し、続く第3戦イラク戦(5-0)、準々決勝インドネシア戦(2-0)は無失点。選手を入れ替えながらも連携を高めてきたが、菅原は「サウジアラビアはこれまでの相手の2段階、3段階も上」と警戒を強めた。

 中東の雄サウジアラビアは大会屈指の強敵。グループステージを3連勝(6得点3失点)で勝ち上がり、準々決勝はオーストラリアを3-1で下している。もっとも、準々決勝まで4試合9得点のサウジアラビアに対して、日本は15得点と引けを取らず、守備陣の奮起が求められる一戦となる。

 サウジアラビアの印象について、DF東俊希(広島ユース)は「全体的に身体能力が高い」と指摘。前線にはスピードとフィジカルに優れたアタッカー陣が揃い、最終ラインの裏をケアしてシャットアウトを目指す。東は「今まで通り体を張ったり、切り替えのところを早くしたりしたい」と連携して攻撃を封じるつもりだ。

 大会2得点を記録する10番トルキ・アルエーマル、19番サフィ・アルザカルタをはじめ、個の能力が高い選手をいかに抑えるか。DF荻原拓也(浦和)は「サウジは乗ってきたら勢いで攻撃を仕掛けてくる。その中で自分のサイドは絶対やらせないという強い気持ちで、いいポジションをとらないといけない」と展望した。

(取材・文 佐藤亜希子)