(写真=「UNITED BEES」ブランドのペンケース )

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 ユナイテッドビーズ(株)(資本金1000万円、広島県福山市南手城町2-21-4、代表高上徳浩氏、従業員26名)は、10月30日に広島地裁へ自己破産を申請した。

 申請代理人は、田口靖晃弁護士(広島県広島市中区紙屋町2-2-2、紙屋町綜合法律事務所、電話082-258-5481)ほか6名。

 当社は、2003年(平成15年)11月に設立された文房具・事務用品の製造小売業者。「UNITED BEES」のブランド名で、帆布製のペンケース、ブックカバーなどの文具・雑貨類を主体に手帳、カレンダーなどを企画・外注製造していた。デザインと素材の良さが若い女性を中心に人気となり全国の雑貨店、百貨店などに販路を構築する一方で、積極的に直営店を開設して業容を拡大、2014年10月期には年売上高約19億4200万円を計上していた。

 しかし、業容拡大の一方で新規出店に伴う投資が負担となっていたほか、不良在庫の増加などで資金繰りが悪化し、2015年10月期の年売上高は約17億9000万円にとどまり約6億円の最終赤字を計上していた。このため、店舗のスクラップアンドビルドや人員削減などの内部合理化などで立て直しを図っていたが収益改善は進まず、事業継続を断念した。

 負債は約16億円。

※代表の「高」は、はしごだかの「高」です