左サイドハーフで先発したMF安部裕葵(鹿島)

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[10.28 AFC U-19選手権準々決勝 U-19日本代表 2-0 U-19インドネシア代表]

 来年ポーランドで開催されるU-20W杯出場権を勝ち取った。大一番の準々決勝はこの年代では経験できないような6万大観衆の完全アウェー。U-19日本代表MF安部裕葵(鹿島)は2年連続でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を経験し、アジアのアウェーには“免疫”があった。

「ACLはこんな感じなので、僕自身は慣れています」。世界切符を懸けた決戦には6万人が詰めかけ、相手がボールを持つだけで大歓声に包まれる中、「飲み込まれないようにみんなで声をかけた」と経験を生かし、耐えて勝利を手繰り寄せた。

 グループリーグ第2戦タイ戦では、力強くキレのあるドリブル突破で左サイドを切り裂き、華麗に2点を演出した。「きょうは右サイドがうまくいっていた。僕の方(左)は結構きていました」。この日は相手の激しいプレスに阻まれたが、前半16分に決定機。DF菅原由勢(名古屋U-18) のクロスにダイビングヘッドで合わせたが、惜しくもクロスバーを越えた。

 守ってもハードワークに労を惜しまず、カウンターの危機を止めれば、体を張ったブロックでも貢献し、後半20分までプレー。2-0勝利で無事に世界切符をつかみ取った。「W杯出場を懸けた試合は緊張感があった。こういう経験は僕にとって絶対にプラスになる」。日本サッカー界の未来を担う19歳にとっては貴重な経験の場となった。

(取材・文 佐藤亜希子)