今大会はここまで4試合を戦い、15得点・3失点という圧巻の内容。大会連覇に向け、影山ジャパンに死角はない! 写真:佐藤博之

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 インドネシアで開催中のU-19アジア選手権は、日曜日に準々決勝2試合が行なわれ、日本とカタールがそれぞれ勝利した。前者はインドネシアを、後者はタイを下して4強進出を果たし、来夏にポーランドで開幕するU-20ワールドカップの出場権を得ている。
 
 そのU-20ワールドカップを主催するFIFAもジャカルタでの戦いを速報で伝えた。3-3から延長戦に突入し、そこから4ゴールを奪取して7-3の圧勝を収めたカタールを「信じられないゴールラッシュでポーランド行きを掴み取った」と評し、日本対インドネシア戦については以下のようなサマリーを掲載している。

「6万人の大観衆で埋め尽くされたスタジアム。これは同大会の新記録となる動員数で、過去にインドネシアが持っていた3万8217人という数字を大幅に更新するものとなった。だが、試合を支配し続けたのは日本。ディフェンシブに戦って必死に食い下がるホスト国を圧倒し、40分にシュンキ・ヒガシ(東俊希)がセンセーショナルな30メートルの長距離弾を決めると、70分にもタイセイ・ミヤシロ(宮代大聖)のゴールで突き放した。常にゴールの気配を漂わせながら、歴然とした力量差を随所で見せつけたのだ」
 
 U-20ワールドカップのアジア枠は残りふたつ。月曜日に行なわれるサウジアラビア対オーストラリア戦と韓国対タジキスタン戦の勝者に与えられる。日本の準決勝の相手は、サウジまたはオーストラリアだ。
 
 来年5月23日から6月15日までポーランドで開催される本大会には、これまでに10チームの出場が決定。開催国ポーランド、イタリア、ポルトガル、ウクライナ、フランス、ノルウェー、ニュージーランド、タヒチ、カタール、そして日本だ。