抜群のキープ力を見せつけた堂安。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 ウルグアイ戦で痛快だったのは、堂安律のフィジカルタフネスだ。激しさが持ち味であるウルグアイのDFにガツガツとマークされても、売られた喧嘩は買いますというようなスタンスで応戦。サイズのハンデなどものともせず、バチバチとやりあっていた。
 
 もちろん倒される場面もあった。それでも堂安が競り勝っている印象のほうが圧倒的に強い。そうやって1対1のマッチアップで存在感を示せた要因はなんだったのか。気になってミックスゾーンで「ウルグアイの選手とのマッチアップは難しかったか?」というニュアンスの質問をしたら、本人は次のように回答した。
 
「大丈夫です。ファーストプレーで右のお尻あたりでキープできる感覚があった。だから、ちょっと豪快にでもカットインしたり、無理そうなところでも腕で無理矢理行こうと思った。そういうので後半は良い形を作れました」
 
 後半と言えば、象徴的なのが50分過ぎのシーンだろう。相手に後ろから抱え込まれるようなマークにも慌てず、冷静にボールをコントロール。「自分のキープだけに集中せず、周りを見ながらキープする余裕もあった」と言うように、心に明らかなゆとりがあった。
 
 それにしても、堂安のボディバランスは素晴らしかった。元来のサッカーセンスに加え、オランダで培ったように見えた球際の強さも際立ち、ウルグアイの選手に柔と剛の両方で勝っていた。
 
 20歳の怪物が醸し出した“大物の片鱗”。屈強なウルグアイの選手に正々堂々と勝負を挑む背番号21の姿がやけに頼もしく見えた。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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