東京・港区が南青山の一等地に「子ども家庭総合支援センター」の建設を計画し、地元住民ともめている。総事業費約100億円で、児童相談所や虐待にあった子どもの保護施設、DV被害者を一時保護する母子生活支援施設などを備える予定だ。

住民説明会で質問が集中したのは、「なぜ南青山につくるのか」「青山の価値が下がる」ということだった。「ランチ単価が1600円のところに、親が子どもを連れて相談に来るのか」「ネギ一つ買うのも(高級スーパーの)紀ノ国屋に行くのに、DVで保護される方々が生活するのに大変では」などと異論が相次いだ。

また、触法少年の保護施設について、「なんで法に触れるような少年の施設をここにつくらなきゃならないのか」「管理はきちんと守られるのか」という声が出た。

区側は「ほかに適した広さの土地がなかった」「青山だからこの施設がふさわしくないとは考えていない」と説明したが、かみ合わない。

ネットでは「プライド持ちすぎだろ」

この様子がテレビでされると、ネット上では「港区の価値が下がるとか、物価的にふさわしくないとか、プライド持ちすぎだろ」「不動産会社も絡んでいるみたい。そりゃ儲けに響くもんね」など、住民側への反論書き込みが相次いだ。

計画に反対する会に名前を連ねている不動産会社は、「反対を表明したのは、十分な説明がされていない、選考過程が不透明という理由から」と釈明している。

司会の小倉智昭「児童相談所がそこに建設されると、青山のブランドにマイナスなのかなあ」

キャスターの伊藤利尋アナ「船戸結愛ちゃん(今年3月に東京・目黒で両親から虐待死)の悲劇を受けて社会で子どもたちを守ろうという声が上がっているなかで、児童相談所をそういう風にとらえる人たちがいるというのは悲しい気持ちになります」デーブ・スペクター(テレビプロデューサー)「南青山に住んでいる人だって、同じ立場にならないとは限りません」

ただ、最近は行政側が計画を練り上げてから、住民にいきなり開示するということが増えている。港区は「子ども施設が必要なのだが、どうしたらいいか」と最初の段階で住民に相談していたかどうか・・・。