iOS 12の写真アプリに現れる謎の機能「共有の提案」を使うと一体どうなる?:iPhone Tips
iOS 12の「写真」アプリでは、「For You」タブで「共有の提案」が表示されるようになりました。同機能を活用すれば、「メッセージ」アプリでイベントの写真を簡単に共有できます。また作成されるリンクのURLをシェアすれば、相手がパソコンでもコレクションを渡すことができます。本記事では、これらの使い方について解説しましょう。

メッセージで写真のコレクションのリンクを共有する


「共有の提案」を使うには、あらかじめ「iCloud写真」を有効にしておく必要があります。こちらをオンにし、保存されている写真が多い状態で、(時間がかかるので)一晩ぐらい電源&Wi-Fiに繋いでおけば、自動で「共有の提案」としてコレクションが作成されます。

▲「For You」タブに表示された「共有の提案」欄をチェックし、共有したいコレクションを選択(左)。内容を確認し、「次へ」をタップします(右)

ちなみに、共有前のコレクションに写真を追加したい場合には、コレクションの写真一覧の下部にある「+」をタップ。写真を選択して「完了」をタップすればOKです。同様に選択した写真を削除することも可能。


▲「人を追加」(左)して、「+」をタップしましょう(右)

連絡先が起動するので、写真を共有したい相手を選択しましょう。その後、リンクが「メッセージ」で送信されます。なお、写っている人物が認識された場合には、その人の名前が自動で表示されます。


▲「追加」で人を足して(左)、「メッセージで共有」をタップ(右)


▲iMessageでメッセージとともにリンクが送信できます(左)。共有したリンクからはコレクションの写真が見られます(右)

受け取った相手は、リンクにアクセスすると「写真」アプリが起動します。コレクションの画面に表示される「すべてを追加」の文字をタップすると、フル解像度で自分のライブラリに追加されます。また、同じ時間と場所で撮影した写真を持っている場合には、「共有に追加」という表示が現れるので、そこからリンクに写真・動画を追加できます。

ちなみに、共有済みのコレクションは、「For You」タブに「最近共有された項目」として表示されます。

Macにメールでリンクを共有してみる


さて、一度共有したコレクションは、リンクをコピーして送信することで、パソコンにも共有可能です。共有済みのコレクションのメニューから操作を行いましょう。ちなみにコレクションのリンクは作成から30日間有効となり、リンクを知っている人なら誰でもアクセス可能となります。


▲共有済みのコレクション画面からメニューアイコンを選び、「iCloudリンクをコピー」をタップ(左)。例えば、メールでリンクを送信してみます(右)

上記画面で「共有を停止」を選択することで、いつでもコレクションの共有を停止できますので、合わせて覚えておきましょう。


▲ここではMacからリンクにアクセスしました

上記画面から「ダウンロード」をタップし、「サインインして読み込む」を選択。次画面でiCloudへサインインすると「井上晃からのiCloud写真」というフォルダがダウンロードされました。

繰り返しとなりますが、共有の提案で作成されるリンクは、30日間という期間が限定されたものになります。継続的に共有できる場所を作成したい場合には、「共有アルバム」機能を使うようにしましょう。

また先述の通り、共有の提案で作成されたリンクは、URLを知っている人なら誰でもアクセスできてしまいます。プライベートな写真を共有する場合には「共有アルバム」を活用した方が賢明かもしれません。シーンに応じて両機能を使い分けると良さそうですね。