笑顔で練習するMF堂安律

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 同世代の“ライバル”との再戦に闘志を燃やした。森保ジャパン初陣となった9月11日のコスタリカ戦(3-0)で先発デビューを果たした日本代表MF堂安律(フローニンゲン)は前日12日のパナマ戦(3-0)に後半36分から途中出場。同じポジションのMF伊東純也が負傷交代したこともあり、16日のキリンチャレンジカップ・ウルグアイ戦(埼玉)では先発出場の可能性が高い。

 そのウルグアイにはFWエジソン・カバーニ(パリSG)やDFディエゴ・ゴディン(A・マドリー)ら主力も来日予定メンバーに含まれているが、昨年のU-20W杯に出場したU-21世代からもMFロドリゴ・ベンタンクール(ユベントス)、MFフェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリー)、DFマルセロ・サラッチ(ライプツィヒ)の3人が招集されている。

 堂安は昨年のU-20W杯で3ゴールを記録し、日本の16強入りに大きく貢献。大会後の昨年6月にフローニンゲンへの期限付き移籍が決まるなど、「転機になった大会」でもある。そのU-20W杯のグループリーグ第2戦で対戦したのがウルグアイで、日本は0-2で敗れたが、その試合にベンタンクールとバルベルデも先発していた。

 21歳のベンタンクールはロシアW杯にも出場。今季はユベントスでリーグ戦6試合に出場し、1得点を記録しているが、「(昨季の)チャンピオンズリーグでバルセロナとかと対戦しているのをテレビで見て刺激になった」と、1歳下の堂安にとって“ライバル視”している選手の一人でもある。

「お互いにステップアップして、また対戦できるのはうれしい」と、A代表での再戦を待望する堂安は「(U-20W杯での敗戦が)悔しかったのは覚えているし、決定機を外したシーンもすぐに思い出せるぐらい」と、1年前のリベンジも誓っていた。

(取材・文 西山紘平)