「ばびろんまつこ」という名前に聞き覚えがある人はいるだろうか。高級店での食事やブランド品を披露し、セレブ生活と高飛車な発言からフォロワー2万人の人気を誇っていた、ツイッターの有名人だ。

ある日、偽ブランド品をネットオークションに出品した詐欺で逮捕された。裕福な男性と出会う「交際クラブ」に登録していたことも明らかになり、キラキラした生活を必死に工面していたことが伺える。

犯罪まで手を染めてしまうのは極端な例だが、SNSでの自分を良く見せている人はわんさか見かける。先日、ガールズちゃんねるで「SNSと現実のギャップ」というスレッドを立てたトピ主も、その実態を目の当たりにした一人だ。

職場の先輩にインスタグラムのアカウントを教えたもらったトピ主は、「丁寧な暮らし」のハッシュタグをつけ、とても几帳面な人柄のような投稿があったことに驚いていた。実際の大雑把な性格とかけ離れていたという。

「陰湿ないじめをする人が『出会いに感謝』って書いてた時はムカついた」

スレッドには、同じような場面に遭遇した人の共感の声が集まった。

「『今日ちょっとお散歩ついでに代官山でお買い物。たまに来るんです』って書いてた人が、実は新幹線の距離に住んでたってのなら見たことある」
「陰湿ないじめをしたり人を振り回して傷つけてる人が『気を使いすぎて自分の事は後回し』『人が好き。出会いに感謝』みたいな事書いてた時はムカついた」

ありがちなのが、おしゃれで丁寧な暮らしぶりを見てほしいというもの。SNSの世界では、代官山をあたかも生活範囲のようにすることも、性根の優しい人になることも可能だ。自分の見せたいところだけを切り取れば、印象操作はいくらでもできる。

「すんごい愛犬家のように振る舞ってるけど実際は散歩もしない、多頭で可愛がってる犬とそうじゃない犬の差別がすごい人なら知ってる」
「子供好きアピってるけど実は子供に無関心な知り合いいるけどLINEのアイコンはもちろん子供」

人やペットもSNSのアイテムとして扱われるというのは、信じたくない気もする。実際は愛情を持っていないと知った時のギャップは、人間関係に影響してもおかしくないほど衝撃的だろう。

「理想像を投稿しているのでは?」「見栄張ってよく見せるのが普通だと思うよ」

「芸能人の見ると尚更ねぇ。加工と修正のしまくりでテレビで見たときこんな顔だったっけー?ってなる」
「Tiktokで可愛いって言われてる子がテレビ出たときの衝撃よ」

一番ツッコまれていたのが、芸能人の加工画像。特にテレビでの姿を比較するとその差が明らかだという。スレッドには具体的な名前がポンポンあがっている。SNS上で目はぱっちり、肌もきれいでスタイル抜群な姿は、テレビになった途端、化けの皮がはがれてしまう。

「理想像を投稿してるんだろうと思います」
「9割の人は「等身大の自分&生活ぶり」より、見栄張ってよく見せるのが普通だと思うよ!『すごいね!羨ましい!』って言ってもらうためにしているのだから仕方ない」

そもそもSNSは理想を投稿する場であるという考えもあるようだ。その前提だと、華やかな投稿は正しい使い方といえる。現実とSNSのギャップの大きさは、なにも見栄を張ったりしたいから起きることではなく、SNSの価値観によるものなのかもしれない。