最前線で身体を張ったプレーと気の利いた立ち回りで攻撃を牽引した大迫。次のウルグアイ戦ではゴールを挙げられるのか注目だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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[キリンチャレンジカップ2018]日本 3-0 パナマ/10月12日/デンカS

 4-4-2の最前線には大迫勇也の姿があった。実にロシア・ワールドカップのラウンドオブ16・ベルギー戦以来となる代表のピッチだ。ただ、その時から顔ぶれは大きく変わり、パナマ戦は連係面に苦心する場面が目立った。
 
 コンビを組んだ南野拓実や、右サイドハーフの伊東純也らと一緒にプレーした経験はほぼない。ボランチに入った三竿健斗とは今年3月に行なわれたマリ戦、青山敏弘とは2014年のブラジル・ワールドカップ前に実施されたコスタリカ戦で同じピッチに立ったくらいだ。

「手探りの状態な場面が結構あった。メンバーも結構変わりましたし、練習と試合では距離感が異なるし、そこは今までやってきたメンバーとの違いが少なからずあった」

 本人も認めるように探りながらピッチに立っていたのは言うまでもない。
 
 ただ、3-0のスコアにも一喜一憂せずにチームを客観視できるのは経験の賜物だろう。「正直、ボールの持ち方とかタイミング、角度、距離感がまだまだ。チームとして半数以上、選手が変わっているので、そこが合わないのは普通」と言い、試合中も若手が自由に動けるように気を利かせていた。そうした立ち回りも、ワールドカップや欧州の舞台での経験を持つ大迫だから成せる業なのだろう。
 
「今日はなかなかうまく足が付いてこなかったし、個人の出来も良くなかった」と自身のプレーを猛省した大迫だが、手応えがなかったわけではない。
 
「絶対に噛み合えば上手くいくのは確実なので、あとはそこをどう嚙み合わせるか」
 
 チームがステップアップする過程を幾度も見てきた男は、新顔揃いの森保ジャパンに大きな可能性を感じている。「次の相手はレベルも上がるけど、自分たちがどうトライしていくかが大事」と話した大迫の視線は、すでに16日のウルグアイ戦に向いている。