室屋成(撮影:岸本勉/PICSPORT)

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パナマ戦を前に室屋成は「サイドの攻撃の参加の部分とか一対一で負けないところを出していきたい」と語っていた。確かにこのパナマ戦では相手選手との肉弾戦を厭わず、何度も攻撃参加してアピールを続けた。

「自分の特長を出せるシーンもあったし、やってて楽しかった」と振り返る。相手選手とは体格差もあったが、「横から当たりに行っても負けるから、ちょっと体を前に入れるのを意識してます」「スピードはあんまり負けないので」と一対一の秘訣を語った。

だが、今回はワールドカップメンバーの酒井宏樹が招集されている。これから先は厳しいポジション争いとなるはずだ。そう聞くと室屋は首を横に振った。

「ライバル心は全然ないです。そんなに周りと比べても意味がないというか、自分は自分でしかないので。自分が良いプレーを続けてたら、チャンスはもしかしたら巡ってくるかもしれないし、宏樹君はものすごい選手なので、むしろいろんな部分を盗みたいし、いろんな話を聞いて吸収したいと思っています」

「全然先は考えず、練習から成長できる環境はすばらしいことですし、こういう一日一日を大事にしたいです」

森保監督は4バックも3バックも臨機応変に使い分けることが予想される。この2試合は4バックの右サイドバックだった室屋は、3バックに対応できるだろうか。

「チームでも3バックのときのウイングバックをやったこともあるから、慣れてないポジションじゃないので、やるとなれば問題なくできると思います」

室屋はそう胸を張る。やはりコスタリカ戦、パナマ戦と先発したことは室屋に大きな自信を植え付けたのだろう。

【森雅史/日本蹴球合同会社】


(撮影:岸本勉/PICSPORT)



(撮影:岸本勉/PICSPORT)



(撮影:岸本勉/PICSPORT)



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