合宿初日、4年後を見据えて覚悟を述べた日本代表MF柴崎岳

写真拡大

 所属先のヘタフェでは厳しいシーズンを送っている中、ロシアワールドカップ以来の日本代表復帰。“森保ジャパン”合流初日を迎えたMF柴崎岳が、これから始まる4年間への覚悟を口にした。

「僕の中では(W杯のことは)忘れて、一からこの代表チームで築いていかないといけないモノがある。これからピッチで示したものが評価につながると思っているし、過去の実績は関係ない。代表チームの中での立ち位置を表現したい」。

 ロシアW杯では全4試合に出場。ボランチでの攻守にわたる奮闘、そして準々決勝ベルギー戦で見せたスルーパスなどの強烈な持ち味は、国際的にも大きな評価を勝ち得た。だが、26歳は気持ちを切り替えて代表チームにやってきた。

 スペインでの3シーズン目を迎えた今季、ヘタフェでの出番はわずか2試合にとどまっている。実戦離れが懸念されている中での合流には、森保一監督も練習の合間に「どうトレーニングをしているのか、トレーニングの量はどれくらいあるのか」と確認したという。

 だが、はっきりと「不安はない」と答えたという柴崎。「やってみないと分からない部分はあるが、プレーに対するビジョンは持っている。それをピッチで表現するだけ」と考えており、森保監督も「まったく不安視していない」と信頼を明かした。

「地道に腐らず、プロとしてやっていくべき」。出場機会を得られない中でも前向きにトレーニングを続けていた柴崎は「自分の強みを忘れず、バランスを見ながらプレーしていきたいと思っている」と焦るつもりはない。それどころか「自信、自分に対する信頼は揺るがない」と言い切った。

「オーソドックスな形であれば、個人的にはボランチが適任だと思っている」と口にし、初めて参加する森保ジャパンでもロシアW杯と同じポジションを担うイメージを持っている。その一方で「求められる部分を自分の中で表現したいし、時間をかけていってでも良くしていきたい」と適応への意欲も見せた。

「ロシアW杯で感じたのは、(日本代表には)いろんなタイプの選手、いろんな状況に対応できる選手が必要だということ。いまの時期から競争力のある日本代表をつくって、30人くらいは誰が出ても変わらないというチームをつくる必要がある」。30歳で迎える大舞台に向けて、柴崎岳の新たな4年間が始まった。

(取材・文 竹内達也)