EL2連勝に貢献した長谷部誠【写真:Getty Images】

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EL第2節で3バック中央で奮闘、監督絶賛「今日のマコトはそれに近かった」

 海外サッカーのドイツ1部ブンデスリーガ、フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠が4日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)1次リーグ第2節の本拠地ラツィオ(イタリア)戦にフル出場。3バックの中央で4-1の勝利に貢献し、指揮官は「今日のマコトはメッシ、ロナウドに近かった」と極上の絶賛を送っている。

 長谷部がセンターバックとして奮闘した。3バックの中央に位置し、強豪ラツィオに時に頭を使い、時に体を張ったプレーで対峙。最少失点で切り抜け、快勝に貢献した。2連勝でH組の単独首位に。その働きぶりを誰よりも高く評価したのが、アドルフ・ヒュッター監督だ。

 地元テレビ局のニュース番組「ヘッセンシャウ」公式サイトはまず「ベストはハセベ」と小見出しを作り、奮闘を称賛。「フランクフルト側からのマン・オブ・ザ・マッチは一致」とした上で試合後、DFのマルコ・ルスが「言うまでもなくマコト・ハセベだよ」と語ったことを伝えている。

独メディアも賛辞「フランクフルトのクォーターバックを担った」

 記事でも「日本人選手は(リーグ)第2節ではベンチにすら入れず、第3節になってベンチ入りを果たしたが、ついにこの試合では守備を安定させる決定的な役割として戻ってきた。リベロとして相手のどんな小さなチャンスの芽でも摘み取り、ビルトアップでは広い視野を生かしてフランクフルトのクォーターバックを担った」とアメフトの司令塔的な役割を果たしたと称賛している。

 さらに、ヒュッター監督のコメントも紹介。「私は褒めることに対しては常に慎重で、ワールドクラスとして認めているのはリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドだけだ。しかしながら、今日のマコトはそれに近かった」と世界最高の2人を引き合いに出し、この日の活躍はメッシ&ロナウドに匹敵するものだったと称えている。

 ワールドカップ(W杯)ロシア大会を最後に、長く主将を務めた日本代表を引退したが、まだまだ健在だ。(THE ANSWER編集部)