厚紙で蘇るジブリの名シーンと世界! 京都の老舗メーカーのノウハウとデザイナーが生み出す

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スタジオジブリ作品のミニチュア模型「みにちゅあーとキット」をご存知だろうか?

「みにちゅあーとキット」は、京都にある老舗メーカー「さんけい」が制作、販売しているキットだ。
・となりのトトロ
・千と千尋の神隠し
・天空の城ラピュタ
・ハウルの動く城
など、スタジオジブリ作品のミニチュア模型がズラリと揃っている。

この「みにちゅあーとキット」は、
模型といっても工具や塗装が必要なプラモデルではない。

実は厚紙を使った独自のクラフトキットなのだ。

昭和38年創業のさんけいは、全国の博物館・資料館などに多くの展示模型を納めてきた老舗の模型メーカーである。

もともと「みにちゅあーとキット」は、これまでの展示模型制作のノウハウをいかし、上級者から初心者まで幅広い層に楽しんでもらえるようにと開発されたキット。
当初は、日本家屋や城、洋館など、建物が中心だったそう。


城や建物などをミニチュア再現したシリーズ


キットはレーザー加工でかたどりした厚紙が入っている


そんな「みにちゅあーとキット」が転機を迎えたのが、今からおよそ7年前。
スタジオジブリ作品をテーマにした模型を手がけるようになったのだ。

・「スタジオジブリ作品シリーズ」
各作品に登場する建物やキャラクターをテーマにしたキット
・「スタジオジブリ mini」
各作品の名シーンをミニチュアで再現したキット
このふたつのカテゴリーが誕生した。


スタジオジブリ作品シリーズの「ハウルの城」(左)と「ラピュタ城」(右)



スタジオジブリ作品シリーズの「不思議の町ジオラマ」



名シーンを再現した「スタジオジブリ mini」


スタジオジブリ miniの「迷子のメイみっけ」(左)と「草壁家とネコバス」(右)

「スタジオジブリ作品シリーズ」「スタジオジブリ mini」ともミニチュアながら、繊細な作り込みによる再現性が高いのが大きな特徴だ。
スタジオジブリ miniは、小さいサイズながら、ディテールにこだわって細部までつくりこまれている。
実際にカメラのマクロ機能で寄ってみると、名シーンに入り込んでいるかのような印象ままで受ける。


スタジオジブリ miniの内容物

「みにちゅあーとシリーズ」で驚かされるのが、説明書を含めた設計やデザインだ。
これらは、すべて社内デザイナーが担当しているという。

制作にあたっては、デザイナー自身が実際に組み立てて完成まで確認した上で、デザインをしているそう。説明書もデザイナー自らの作成だ。
同社のデザイナーによると「すべて社内で作っています」とのこと。

老舗メーカーの模型制作でのノウハウを詰め込むことで、高いクオリティーを実現しているのだろう。

【楽天市場】博物館などの模型制作に関わってきたさんけいの技から生まれたミニチュア:みにちゅあーとショップ


撮影・執筆:2106bpm