10盗塁目をマークしたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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2回の第1打席で左前打を放ち、三盗を決め10盗塁目をマーク

 エンゼルス大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、本拠地アスレチックス戦で「4番・DH」で22試合連続スタメン出場。第1打席で左前打を放ち4試合連続安打を記録した。さらに今季10盗塁目をマーク。メジャー史上初となるシーズン20本塁打、10試合以上の登板、そして、10盗塁の偉業を達成するなど、大谷はまたしても金字塔を打ち立てた。

 2回先頭打者で登場した大谷は右腕ファイアーズの直球を巧みに捉え、左前打で出塁すると脚で見せた。1死一、二塁の場面でダブルスチール。圧巻のスピードで華麗なスライディングに成功しシーズン10盗塁に到達した。

 この瞬間、メジャー史に歴史が刻まれた。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者はツイッターで「ショウヘイ・オオタニはシーズン20本塁打、10盗塁、10試合登板を果たした史上初の選手に」と速報した。

 そして、アルダヤ記者はツイートでエンゼルスのルーキー史上、20本塁打、10盗塁を達成したのはデボン・ホワイト外野手とマイク・トラウト外野手に続く、球団3人目とデータを紹介している。

 エンゼルスのマット・バーチ広報もツイッターで1年シーズンに20本塁打、10盗塁を成功したア・リーグの過去4選手を紹介。

 2015年のアストロズのカルロス・コレア内野手、12年のアスレチックス時代のヨエニス・セスペデス外野手、08年のホワイトソックス時代のアレクシス・ラミレス遊撃手、そして、エンゼルスの打撃コーチ、エリック・ヒンスキー氏が2002年のブルージェイズ時代に達成していたことも紹介している。

 投打に凄まじいクオリティを示し、二刀流センセーションを巻き起こした大谷だが、圧巻のスピードも魅力。三刀流とも呼ぶべき記録となった。(Full-Count編集部)