夕刊フジの記者や女レポーターたちが説明に立ち、侃々諤々。突然起きた貴乃花親方の引退報道に大騒ぎだ。新聞は一般紙まで1面に書き、ワイドショーは他のネタをぶっ飛ばしてこの問題ばかり。花田兄やスポーツジャーナリストはともかく、コメントマンで最もまともだったのは漫画家のやくみつるとデーブ・スペクターである。
筆者が一番感じたのは、子供の世界のいじめに構図が似ているということだ。昨年の部屋弟子・貴ノ岩事件以来、相撲協会と貴乃花の間にはモヤモヤがくすぶり続けていた。協会のお歴々にすれば、理事長選に貴乃花が出馬した頃から、「若造がなんだ」という上から目線のやっかみがあり、目障りで仕方がなかった。石部金吉の正義漢男である貴乃花は「清濁併せ呑む」大人の度量に欠けるが、大人気横綱だった彼のキャリアが、そんじょそこらの元横綱たちには逆立ちしても太刀打ちできない知名度があってムカつく存在だった。
そこで、いじめっ子側は団体になってチクチクと意地悪をする。いじめられる側は文書か電話かの違いという小さな事まで解釈が異なる。「そんなつもりではなかった」といじめ側が言っても、1から10までいじめられ側は悪意を感じてしまう。5つの門下に統一する決まりも貴乃花を排除するために考え出されたことではないのかと外野は思う。1つ言えることはお歴々のIQの低さも原因している。(放送2018年9月26日8時〜)

(黄蘭)