(写真)勝利の喜びにあふれた報告集会=20日、大阪市

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 「国に10連勝だ」「建材メーカーにも勝ったぞ」「一人親方も救済だ」―20日午後、雨が降る中、大阪市の裁判所前に歓声が上がりました。関西建設アスベスト大阪訴訟の大阪高裁判決があり「勝利判決」に沸きました。

 午後2時半すぎ、小走りに裁判所前に駆けてきた弁護士3人が「勝訴」などの旗を掲げると「よかった」「おめでとう」と原告、弁護士、支援者らが声をかけあいました。大阪アスベスト弁護団の奥村昌裕事務局長らが「国、建材メーカー8社の責任を認めました」「一人親方も東京、京都に続いて救済です」「石綿建材の製造使用禁止が遅れた国の責任を認めました」と速報的に判決内容を報告するたびに「よーし」の声が上がりました。

 駆け付けた人たちも「京都に続いて全面勝訴。団結の力です。これを力に、全国で早期救済を」(京都訴訟弁護団事務局長の福山和人弁護士)、「本当にうれしい。一人親方救済がここまできたのは画期的なこと」(立命館大学の森裕之教授)と勝訴を喜びました。

 報告集会では「雨は降っていても、(勝利判決に)心は晴れています」(京都訴訟の原告)、「私も肺がんになり、話すのも苦しい。原告の命あるうちに解決をと願う」(首都圏訴訟の原告)、「ご支援ありがとうございます。明日からもがんばります」(大阪訴訟の原告)と各地の原告が口々に語りました。「解決をこれ以上引き延ばすことは許されない。国と建材企業は責任を認め、アスベスト被害者を救済せよ」(大阪訴訟原告団・弁護団)と早速、国・企業との交渉を始めます。