飛ばねぇドローンなんてただのおもちゃだ。

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規制が厳しくて飛ばせないドローンを飛ばすついでにキャンプする?

国内でも次々にリリースされている高性能ドローン。最先端ガジェットであるにも関わらず、200g以上の機体は飛ばす場所が少ないのが現状だ。部屋の飾りにするには高すぎるし、ってことで模索したところプライベートドローンキャンプ場を発見。ここなら誰に思う存分飛ばせるぞ。ドローン×キャンプで、「ドロンピング」はいかが?

いつものキャンプに「ドローン」という新たな選択肢を

キャンプに行って何をするのか。それは人によって自由だからこそ、楽しいもの。だったら、そこに「ドローン」という選択肢もアリではないだろうか。

しかし、ドローンをめぐる現状は規制だらけ。機体重量が200gを越えようものなら、航空法の内容を読むだけで心が折れそうになる。これでは全然ドローンが楽しめないじゃないか!

ということで、思い切り飛ばせるところを探してみることに。すると完全無人オートチェックインのドローン練習場「ドローンリゾート南熱海」を発見。

それ急げとキャンプ道具を車に積み、東京から走ること約80分。到着前はぐんぐん丘を登っていくので少し不安になったものの、森林に囲まれた貸切りのドローンリゾートに大興奮。

まずは持ってきたテントを設営し、簡単にベースを作る。準備が整ったら、さっそくフライトだ。空撮を楽しむもよし、純粋に飛ばすだけでもよし、こんなに開放的にドローンが楽しめるのは、やはり屋外だからこそ。飛ばせる自由を噛み締めつつ、高い高度から相模湾と初島・大島・富士山・箱根を一望してみる。もうそれだけで、ちょっとした感動モノ。思いのままに空撮を楽しむ。

今回はカメラマンに同行してもらったが、ソロでも家族連れでも、絶対に楽しく過ごせそう。週末にドローンとテント、ちょっとした食材を持ってプチキャンプなんて、素敵じゃないか。いつもの遊びにドローンをちょっとプラス。それだけで、有意義な大人のバカンスになってくれるだろう。

【行った場所】

ドローンリゾート南熱海

住所:静岡県熱海市下多賀1714-3

ネットで予約したら、あとは現地に向かいスマホから入場登録するだけの無人のドローン飛行場。ランプが点灯すれば電源も使えるし、冷蔵庫も置いてある。3時間で1万円のレンタルスペースとして活用できる。

【使用した機体】

DJI

MAVIC AIR

価格:10万400円

3軸ジンバルと4Kカメラを搭載した、折りたためるドローン。200g以上ではあるものの、優れた携帯性とカメラ性能の高さで、空撮にはもってこいの一台だ。ちなみに送信機も折りたたみ式になっている。

頑張らないキャンプついでに押さえておく?

プロのカメラマンに教わる頑張らない空撮テク

空撮というと、なかなかハードルが高そうに聞こえがち。でもポイントさえ押さえれば、簡単にクオリティが上がるもの。だからプロにテクニックを聞いてみました!

【教えてくれた人】

シモジョウ エイゴさん:カメラマン

さまざまな雑誌、メディアで活躍するプロカメラマン。今回はキャンプに同行してもらい、ドローンによる撮影を実際にレクチャーしてもらいました。

いつもと違う記念撮影で「どうやって撮ったの?」感を出そう

キャンプに行って気分が上がったら撮りたくなる記念撮影。ドローンを持っていれば、ありえない角度からのカットで「はい、チーズ!」も可能だ。なるべくキャンプと分かるテントや小物も入るように写せば、よりフォトジェニックになっていくとのこと。当然周囲への注意は必要だが、人数が多ければ、人文字にチャレンジしてみるなど空撮の醍醐味も味わえそう。

SNSで「どうやって撮ったの?」とコメントされそうな写真を狙おう!

とにかく高く飛ばして遠景のカットを撮ってみる

兎にも角にも、ドローンといえば飛ばす快感がたまらないもの。高く高く上げて、遠景をいろいろと撮るだけでも、いつもと違う風景が収められる。ただし注意は必要。航空法により、飛ばす位置から150m以上の高さの空域は飛行禁止となる(安全性を確保し、許可を受けた場合は飛行可能)。遠い山々、美しい地平線など、思うがままに撮ってみよう。

真っ直ぐ上げるだけでも面白い画が撮れますよ!

空や海など色の割合を考るとバランスの良い写真になる!

特に遠景を収める場合、風景の占める色の割合が大事になってくる。この写真のように、空や海といったブルーを多めにすると、とても爽やかな一枚に仕上がり、森の緑を増やせばまた違った印象に。カメラの角度を調整して「色」について意識しながら撮れば、空撮テクニックがちょっと上達するはず。空9割など、思い切ったバランスも試してみる価値ありだ。

割合のバランスを変えると印象が変わってグッドです

普段は目の届かない場所をできる限りアップで撮ってみる!

ドローンで撮影できるのは上空だけではないが、やはり目線の届かない場所を撮るのに最適。例えば、うっそうとした木々のてっぺんなどに機体を寄せてパシャリ。見慣れない植物や昆虫が収められるかもしれない。こうした高いポイントの植物を入れ、人物を撮っても面白そう。カメラの角度を変えてみるなどして、工夫してみれば、さらなる発見があるかも!

木肌なんて気にしないけど寄ってみると意外に面白い

空撮で注意するべきポイント

●露出の調整は手元で簡単に

この写真はドローン飛行中に露出を変えて撮ってみた作例だ。今回使用した『MAVIC AIR』など、高性能なドローンは安定してホバリングするため、飛行中でも手元で設定を変えられる。慌てず、写真を撮ることに集中しよう。

●飛行禁止エリアへ絶対侵入しない

左の写真はDJI純正アプリ「DJI GO」で、右は「ドローンフライトナビ」。どちらも人口密集地帯を可視化してくれるので、安全飛行のために欠かせないフライトマップだ。200g以上かどうかに関わらず、ドローンを飛行させる際は、最低限のマナーとして周辺の状況はチェックしておこう。

おすすめドローン

エントリーモデルからハイエンドまで。操縦する楽しみが味わえる3モデルをチェック!

超小型なのに折りたためるフォルダブル構造がすごい

G-FORCE

moova

価格:1万3392円

プロペラを内側に畳むことで、コンパクトに収納できる。720p HDカメラを内蔵し、自動高度維持機能も搭載。専用送信機までついており、初心者にぴったり。機体も200g以下だから航空法の規制対象外となる。

最新鋭のテクノロジーを詰め込みまくり!

Parrot

ANAFI

価格:8万9800円

4K HDRカメラに折りたたみ式、最新のAIも搭載しているが、最大の特徴は「上向きアングル」も可能にしたこと。180°動くジンバルのおかげで、これまで撮影できなかった画角も撮れる。機体重量は320g。

わずか80gの機体なのに驚きの性能を実現!

DJI

TELLO

価格:1万2800円

トイドローンと侮るなかれ、720pのHD撮影と「Scratch」によるプログラミングに対応している。ビギナーでも安心して操縦できる一台。アクロバティックな「宙返り」も簡単。付属のプロペラガードもうれしい。

【秋は“後ろ向き”にポジティブ!頑張らないキャンプ】

いわゆるキャンプは苦手だ!わざわざテントを張るのも大変だし、苦労して火を起こして料理を作ったり、挙げ句の果てに虻に刺されたり……。でも、そんな面倒臭がり屋な人でも、自然のなかでまったりはしたいし、みんなでごはんを食べたり、星空を眺めたり、川で遊んだりするのは好きだったりする。だいたい日々忙しく生活しているのに、なんでたまの休みに行くキャンプで頑張らなきゃいけないのか? 今回はそんなわがままなインドア派でも、一切頑張らないで楽しめる新定番キャンプ術を紹介します。

※『デジモノステーション』2018年10月号より抜粋。

text三宅隆photo下城英悟(GREEN HOUSE)