イチロー(写真:Getty Images)

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14日、TBS「NEWS23」では「イチロー 来季復帰へ」と題し、シアトル・マリナーズの会長付特別補佐となったイチローのインタビュー後編を放送した。

マリナーズの試合中、ベンチに入れないイチローはベンチ裏の室内練習場にいる。「試合中はほとんどここにいる?」と訊かれると、「ほとんどじゃなくてずっといます」というイチローは、「(トレーニングを)やりながらテレビ(で試合)を観ています」とも。さらに「試合を見ながら『ここは俺だろう』と思わない?」という質問に、「それ言ってもしょうがないもんね」と笑うと「それは最初から消しておかないと」と話した。

だが、開幕当初とは違い、現在は試合前のバッティング練習でもサク越えを連発するなど状態の良さを感じさせるイチロー。「今の状態ならば、もっと良い成績を残せる?」と訊かれると「それはわからないですよ。仮定の話は。全くわからないですけど」と前置きしつつ、「あの時と今の僕、全然違うでしょう」と手応えを掴んでいることをうかがわせた。

来年マリナーズは日本で開幕戦を行うため、ここで引退するのではないかと噂されているイチローだが、「来年のイメージなんて難しくないですよね。だって僕ずっと動いているから」と切り出すと、「グラウンドに立って僕がプレーをしているイメージです」などとメジャー復帰に意欲を示し、この試合で引退するのではないかという声には、「それは大きな目標ですけど、そこでやめる理由もないでしょう」と笑い飛ばした。

その他にも「50まで最低やりたい」と改めて自身の目標を口にしたイチローは、「今回シアトルに戻ってきて感じた事は、仮に50までやることを約束されているチームが別にあったとするじゃないですか。一方でシアトルにこういう形で戻る。でも春で終わってしまうかもしれない。どちらを取りますかって問われたら、僕は後者を選ぶと思いますね」とシアトル愛を語った。