今後の体制に注目が集まるジャニーズ事務所(建物は撮影当時)

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ジャニーズタレントの滝沢秀明さん(36)が芸能活動を止め、ジャニー喜多川社長(86)の「後継者」になる見通しだと報じられている。

次期社長候補としては一時期、事務所先輩のマッチこと近藤真彦さん(54)の名前が挙がっていたが、今後はどうなるのだろうか。

後継者報道に「マッチじゃなかったのか!」と驚き

近藤さんと言えば、事務所の経営権を握るとされるメリー喜多川副社長(91)が、長女の藤島ジュリー景子副社長(52)と結婚させたかったと過去の週刊文春のインタビューで明かすほど、ジャニーズ帝国の中で存在感があった。事務所の幹部クラスに抜てきされたとされ、様々なイベントでジャニーズの顔として自らもアピールしてきた。

ところが、最近、報道などで注目されるようになったのが、タッキーこと滝沢さんだ。

ジャニー社長の後継者に指名されたと、週刊文春が2018年8月に報じ、「マッチじゃなかったのか!」などとネット上で驚きの声が上がった。

そして、滝沢さんが9月13日、18年いっぱいで引退すると事務所を通じて発表すると、スポーツ紙などが「ジャニー社長の後継者」の見通しだと報じた。当面は、ジャニーズJr.育成などのプロデュース業に専念するというが、将来的にはジャニー社長のようなタレントの目利きを務めるということだ。ただ、スポーツニッポンの13日付ウェブ版記事では、社長就任を否定している。

とすると、事務所内での近藤さんの立ち位置は、どうなってしまうのだろうか。

事情に詳しい芸能関係者は13日、J-CASTニュースの取材に対し、次のように解説した。

「面倒見」の部分でタッキーと差?

「ジャニーズでは、所属タレントは『子供』と呼ばれており、マッチは、その筆頭の『長男』という立ち位置ですね。悪く言えば、お飾り的な存在で、経営にタッチさせる気はないのでは。本人も、芸能活動は1割で、9割はモータースポーツに入れ込んでいる感じですね」

近藤真彦さんが「後継者」にならない理由については、「下の面倒を見るタイプではなく、性格的に無理があるのでしょう」との見方をした。

これまで事務所で重用されてきたのは、メリー副社長の意向のほか、近藤さんが築いた功績があるという。

「フォーリーブスが大人気になった後、しばらくジャニーズでさえ売れませんでした。しかし、近藤さんらが『たのきんトリオ』で一世を風靡し、ジャニーズ再興のきっかけになりましたからね。それで、事務所内でも、自由気ままに振る舞えるところがあるのでしょう」

今後の事務所体制については、こう予測した。

「近々、ジュリー副社長が社長になるのでは。ジャニー社長の後継者は、タッキーしかいませんが、副社長かもしれません。タッキーは、対外的な顔として社長に立てる可能性もありますが、微妙でしょう。しかし、まだ一波乱あるかもしれませんね」

近藤さんとともに幹部クラスに抜てきされたとされる東山紀之さん(51)については、「マネジメントに難点があるようですが、役員にはなるのでは」とみている。