キャプテンマークを巻いた青山は、コスタリカ戦での若手攻撃陣を称えた。写真:山崎 賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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[キリンチャレンジカップ2018]日本 3-0 コスタリカ/9月11日/パナソニックスタジアム吹田
 
「頼もしいなと思います」
 
 青山敏弘はコスタリカ戦で躍動した若手攻撃陣をそう言って絶賛した。とりわけ、中島翔哉、南野拓実、堂安律は自らのストロングポイントを存分に発揮し、3-0で快勝した立役者と言えるだろう。
 
「前の選手がボールを運んでくれて、後ろの選手は押し上げながら、ディフェンスではしっかりオーガナイズできていた。後ろから見ても良い攻撃だったなと思います。あんまり考えずに、後ろはシンプルにやっていました。彼らは自分で剥がしていく能力が非常に高かったので、預けるところは預けて、後ろからのサポートを常にやりながらだった」
 
 青山がこう明かすように、アタッカーたちのドリブルでの打開力は凄まじかった。ただ、森保一監督の初陣でキャプテンマークを巻いた男は「けど、後ろに帰ってこないですね(笑)」と冗談交じりにぼやく。決してそれは批判ではなく、経験豊富なベテランが見る若手の良さでもあると説明した。
 
「でも、それで良かったと思う。それが相手にとって非常に嫌だったと思うので今日は。それだけ能力がある前線なので、そういう動きを使えればこういう展開になるのかな」
 
 悪く言えば守備をサボっているかもしれないが、ポジティブに捉えれば“攻め残る”ことで相手にプレッシャーを与え、その後の攻撃でも思う存分にパワーを発揮できる。青山は若手攻撃陣の能力を買っているからこそ後方からサポートし、そうしたやや前掛かりな意識がコスタリカ戦では効いていた。

 そんなゲーム内容で森保ジャパンの初陣を勝利で飾っただけに、「前が楽しみなので、もっと後ろも完成していければ、もっと前も勢いづくかなと思います」と青山は今後への期待を膨らませる。さらに、12年から17年まで広島でともに戦った指揮官をよく知るからこそ、「まだ森保さんの色がそこまで出ていないのは確か。強いチームとこの先にやれるのであれば、そこで何ができるか森保さんと作っていきたい」と意欲を覗かせる。
 
 世代間の融合をテーマに掲げる森保ジャパンにとって、コスタリカ戦はまさに希望の船出だった。これからどのような進化を遂げていくのか、注目したい。

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