【前園真聖コラム】第208回「コスタリカ戦の試合内容がもたらしたもの」
11日、森保一監督率いる日本代表はコスタリカを大阪に迎え、3-0で見事に初陣を飾りました。この試合は、いろいろな意味でとても素晴らしい内容だったと思います。
選手たちは、何としても日本代表に生き残りたいと、貪欲に、そして積極的にプレーしていました。ゴールに向かう、ドリブルで仕掛けるなど相手ゴールを脅かし続けたのです。しかもそれが独りよがりではなく、パスの出し手と受け手のイメージが共有できていたのです。
コスタリカ代表がまだチーム作りを始めたばかりで、あまり強さを発揮できていなかったという意見もあるでしょう。ですが、それを言うなら日本代表も新しい監督の下、多くのメンバーを入れ替え、初めて代表に入った選手も使って、この内容だったのです。これまでなかなかできなかった戦いぶりでした。
僕が特に目立っていたと思うのは、南野拓実、堂安律、中島翔哉の3人。もちろんミスもありましたが、「自分はやれる」「やってやる」という気概を感じました。海外でプレーしているという自信がみなぎっていたと思います。
また若手選手たちに遠慮している感じがありませんでした。他の人たちに合わせようというのではなく、むしろ自分たちに合わせろという感じです。ポジションは奪わないと巡ってこないと思っているのが伝わってきました。
今回の代表には呼ばれていない、実績のある選手たちがいます。そんな選手たちはこの試合を見て焦りを憶えたのではないでしょうか。こんなプレーをする選手たちが台頭してきたら、彼らもうかうかできないと思ったはずです。コスタリカ戦はそんな大きな刺激を与えることにも成功しました。
試合に点数を付けるとすると、10点満点の8.5点。本当に素晴らしい戦いだったと思います。
選手たちは、何としても日本代表に生き残りたいと、貪欲に、そして積極的にプレーしていました。ゴールに向かう、ドリブルで仕掛けるなど相手ゴールを脅かし続けたのです。しかもそれが独りよがりではなく、パスの出し手と受け手のイメージが共有できていたのです。
僕が特に目立っていたと思うのは、南野拓実、堂安律、中島翔哉の3人。もちろんミスもありましたが、「自分はやれる」「やってやる」という気概を感じました。海外でプレーしているという自信がみなぎっていたと思います。
また若手選手たちに遠慮している感じがありませんでした。他の人たちに合わせようというのではなく、むしろ自分たちに合わせろという感じです。ポジションは奪わないと巡ってこないと思っているのが伝わってきました。
今回の代表には呼ばれていない、実績のある選手たちがいます。そんな選手たちはこの試合を見て焦りを憶えたのではないでしょうか。こんなプレーをする選手たちが台頭してきたら、彼らもうかうかできないと思ったはずです。コスタリカ戦はそんな大きな刺激を与えることにも成功しました。
試合に点数を付けるとすると、10点満点の8.5点。本当に素晴らしい戦いだったと思います。
1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。