【日本代表レポート】日本代表9カ月ぶりのクリーンシートに微笑んだ東口順昭

11日、日本代表はコスタリカを3-0と下した。この試合でゴールを守ったのは、今回招集されたGKの中で最年長の東口順昭。東口は試合前に責任感を口にしていた。
「GKなりのリーダーシップは出していかなければいけないし、練習の雰囲気なんかはマキ(槙野智章)とか青君(青山敏弘)と一緒に引っ張っていく立場になったと思いますんで、そこは責任持ってやっていきたいと思います」
日本が無失点で試合を終えたのは2017年12月9日の朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)戦以来。東口は「無失点で終われたので、最低限の結果は出せたと思います」と安堵した表情を浮かべた。続けて明るい感想が次々と出てくる。
「今までになく充実感もありますし、結果がフォーカスされる世界なので、この1勝は今までにないくらい大きいと思います」
「今までは自分の良いプレーがあまり出せなくて、ただ負けてしまってたので、そういう意味でも。セットプレーなどある程度処理できたし、自分のストロングポイントは最低限見せられたと思うので、あとはこれを続けてもっと精度を上げていければいいかと思います」
この試合はチームとしても、東口としても手応えがあったのではないか。そう聞かれた東口は「そうですね……そう思います」と胸を張った。日本代表出場6試合目にして初めて聞いた、明るい返事だった。
【森雅史/日本蹴球合同会社】
東口順昭

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


