10番に相応しいプレーで日本の攻撃を牽引した中島。来月の代表戦も要注目だ。山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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[キリンチャレンジカップ2018]日本 3-0 コスタリカ/9月11日/パナソニックスタジアム吹田
 
  9月7日に予定されていたチリ戦が地震の影響で中止。そのため、森保ジャパンの初陣はこのコスタリカ戦となった。海外組の香川真司などが未招集のなか、攻撃の中枢に据えられた中島翔哉は、先輩たちの不在を不安視させることなく出色のプレーを見せる。
 
 10番を託された中島は序盤から卓越したボールコントロールを披露。積極的にボールを前へ運んで存在感を示す。
 
 何度も相手陣内へと斬り込むと、16分には早速一仕事。右CKからオウンゴールを誘発し、森保ジャパンのオープニングゴールを演出した。
 
 後半はさらにギアを上げると、66分に左サイドから巧みなスルーパスを遠藤航に供給。これを受けた遠藤がゴール前に折り返すと、南野拓実に代表初ゴールが生まれた。
 
 試合後、中島は「初めての試合だったので勝てて良かった。やっと良いプレーができたと思えたし、最初にしては良かった。周りの選手にも助けてもらえましたし、楽しかったです」とコスタリカ戦の出来に一定の評価を下した。
 
 始動したばかりの森保ジャパン。10月にも2試合が予定されている。今後について中島は「まずは楽しみたい。観ている人も楽しめるサッカーをしたい」と、ファンタジー溢れるプレーを連発した10番らしい発言で、10月の2試合でも躍動を誓った。

【日本代表PHOTO】日本 3-0 コスタリカ|南野、伊東の代表初ゴールなど、3ゴールで森保監督初陣を勝利で飾る!守備陣は無失点!