対してG大阪のアカデミーで育ち、現在はオランダのフローニンヘンでプレーする堂安は地元でのA代表デビューに気合いを漲らせる。常々「目に見える結果を残したい」とも話しており、物怖じしない豪快なプレーはチームに新風を吹き込んでくれるはずだ。
 
 FWは紅白戦を観る限り、純粋な2トップというよりは、ふたりが縦関係になることが多い。そのなかで右足つま先を痛めた杉本健勇の離脱が9月8日に決まっており、登録上は小林悠と浅野拓磨しか残っていない。ただ、紅白戦の1本目では南野拓実が小林と前線で組んだ。役割を考えるならポストプレーもできる小林が最前線に張り、セカンドアタッカーのポジションを浅野と南野が争う構図だ。
 
 オーストリアで逞しく成長した南野も捨てがたいが、ここでは “森保チルドレン”である浅野をスタメンに予想した。脚力が自慢の浅野は前線からの守備でも貢献してくれるはずで、南野はジョーカーとしての起用が考えられる。
 
 また、もし3-4-2-1を森保監督が選択したとすれば、GKは東口、3バックは左から槙野、冨安健洋、佐々木(三浦)、ボランチは青山、遠藤、ウイングバックは左に車屋、右に室屋、シャドーは中島、浅野(堂安)、1トップは小林か。
 
 森保ジャパンの船出は、どのようなゲームになるのか今から楽しみだ。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
GK
1 シュミット・ダニエル(仙台)
12 東口順昭(G大阪)
23 権田修一(鳥栖)

DF
2 植田直通(セルクル・ブルージュ/ベルギー)
3 室屋 成(FC東京)
4 佐々木翔(広島)
5 車屋紳太郎(川崎F)
6 遠藤 航(シント=トロイデン/ベルギー)
19 三浦弦太(G大阪)
20 槙野智章(浦和)
22 冨安健洋(シント=トロイデン/ベルギー)

MF
7 伊東純也(柏)
8 南野拓実(レッドブル・ザルツブルク/オーストリア)
10 中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル)
14 伊藤達哉(ハンブルク/ドイツ)
15 三竿健斗(鹿島)
16 守田英正(川崎)
17 青山敏弘(広島)
18 天野 純(横浜)
21 堂安 律(フローニンヘン/オランダ)

FW
9 杉本健勇(C大阪)※怪我で途中離脱
11 浅野拓磨(ハノーファー/ドイツ)
13 小林 悠(川崎)