コスタリカ戦のキックオフ前に発表された日本代表のスターティングメンバー。左SBには佐々木翔が抜擢された。

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 北海道で予定されていたチリ戦が地震の影響で中止になった森保ジャパンが、9月11日、初陣としてコスタリカ戦(大阪・パナソニック吹田スタジアム)を迎える。
 
 森保一監督は自らの所信表明となるゲームへ、どのようなスタメンを送り出すのか。森保監督といえば、広島時代、そして兼任で指揮する五輪代表でも3-4-2-1を愛用してきたが、9月7日の紅白戦(1本目は30分、2本目は20分で実施)では4-4-2をテスト(2トップは一方が低い位置に落ちる形が多い)。現状ではふたつの布陣を併用すると考えられる。9月10日の公式会見では、指揮官もその点を説明した。
 
「システムはありますが、サッカーを戦ううえで原理原則は変わらないと思っています。西野(朗)監督の下、ロシア・ワールドカップで私が経験させてもらったことは大きいです。自分が学んできたことを良い形でチームに落とし込みたいですし、選手にはいろんな変化に柔軟に対応してもらいたいという意味でも、(9月7日の)紅白戦では今までやっていない形をやってもらいました。
 
 それはA代表だけでなく、五輪代表でもやってもらっています。選手個々には引き出しを増やしてもらいたいですし、チームとしてもいろんな戦いができればと感じます」
 
 このコメントを聞く限り、森保監督がコスタリカ戦でどちらのシステムを選ぶのかは、測りかねる。ただ、ここでは前述の紅白戦をもとに4-4-2でスタメンを予想してみた。
 
 まずGKは経験値を考えて東口順昭だろう。コスタリカ戦が所属するG大阪のホーム・パナソニックスタジアム吹田で行なわれることもメリットになるはずだ。
 
 CBは紅白戦で2本続けて組んだ槙野智章と三浦弦太のコンビが有力。槙野は代表経験豊富なキーマンで、最終ラインには欠かせない存在だ。生来の明るい性格でムードメーカーにもなっている。
 
 本人は前日練習を終えて「短い時間のなかでも良い練習ができています。監督は各ポジション、各選手にテーマを与えていますので、それを明日、ピッチの上で表現できるとは思っています。連係面でまだまだな部分があるのでミスは起こるでしょうが、大事なのはミスをした後のプレーと気持ちだと監督もミーティングで話していました。(最終ラインは)僕が引っ張っていかなくてはいけないと思っていますし、ラインを統率し、コミュニケーションも取っていきたいです」と意気込みを語った。
 
 またその相棒と考えられる三浦は、東口と同様に“吹田S”は普段のホームスタジアム。高さという面でも槙野をカバーするだろう。
 右SBは紅白戦で積極性が光った室屋成か。一方、左SBは車屋紳太郎としたが、森保監督の愛弟子である佐々木翔の可能性も残る。佐々木は紅白戦の1本目で、伊東純也のゴールをアシストしてアピールした。
 
 ボランチは青山敏弘と遠藤航が組む確率が高い。青山は新キャンプテンとしてチームを牽引する立場で、“森保スタイル”を周囲に伝える重要な役割も担う。コスタリカ戦に向けては「結果にこだわれば、内容もついてくるはず」と短く、しかし確かな言葉で想いを口にした。
 
 遠藤は紅白戦で、最も目立った選手のひとりで、自慢の守備だけでなく、正確なフィードも随所で見せた。今夏に移籍したベルギーのシント=トロイデンでも中盤で起用されており、「(日本代表でも)中盤でやりたいと話しています。今の所属クラブでもやっていますし、守備だけでなく、攻撃にこだわりたい」と抱負を語っている。
 
 伊東純也、伊藤達哉らタレントが揃う中盤2列目は、左に新10番の中島翔哉、右に新世代の旗手として注目される堂安律を置いた。ヴァイッド・ハリルホジッチ体制ですでに代表初ゴールを奪っている中島は、森保ジャパンの攻撃の軸として期待される。