笑顔で練習するDF槙野智章

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 森保ジャパンの初陣となるコスタリカ戦を翌日に控え、チーム最多となる33キャップを持つ日本代表DF槙野智章(浦和)が大いに意気込んだ。

「明日は一人ひとりがいろいろな感情を持ってピッチに立たないといけない。若い選手の中には夢にまで見たピッチに立つ選手もいると思う。経験のある選手としては、日本代表が次にどういう試合をするかに注目されている中、台風や地震で被災されている方々への思いも持ちながら、より責任や覚悟を持ってプレーしたい」

 ロシアW杯のピッチに立った選手の中で、今回のメンバーに入っているのは槙野ただ一人だ。

「今回、(初めて)チャンスをもらった選手はロシアW杯に出た選手を蹴落とすくらいの気持ちでやらないといけないと思うし、経験している僕らとしてはまだ席を渡すわけにはいかない。僕は31歳。4年後を見ると年齢で不安視される面もあると思うけど、年齢ではない。若い選手に負けられない」

 外連味なく話す口調は、経験を重ねてむしろさらにエネルギッシュになっている。4バックのセンターバックとして先発が予想されるコスタリカ戦では、若いメンバーを統率し、牽引する役割も大きい。「僕が引っ張っていかないといけない。ミスが起こる中でもバラバラにならずにまとまることが必要」と自覚は強い。

 大阪入りしてからの2日間はいずれも非公開で行われた。コスタリカ戦で明らかになる戦術に関しては、「形(システム)としてはあまり固定観念は持たない。ボールを引き出すために人が動いて臨機応変にやる。気づいたら僕が前に上がって、前の選手が下がることもあると思う。相手はもちろん、スタンドで見ている方々もだますくらいのボールの動かしと人の動きを出していきたい」。チームに活気と明るさをもたらす槙野が、ロシアW杯とカタールW杯をつなぐ。

(取材・文 矢内由美子)