気合十分のMF南野拓実

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 地元の大阪で“国内デビュー”を目指す。約2年10か月ぶりのA代表復帰となった日本代表MF南野拓実(ザルツブルク)はこれまで国際Aマッチ2試合に出場しているが、いずれも15年10月13日の国際親善試合・イラン戦(テヘラン)と同年11月17日のW杯アジア2次予選・カンボジア戦(プノンペン)というアウェーゲーム。11日のキリンチャレンジカップ・コスタリカ戦(吹田S)に出場すれば、日本国内での国際Aマッチは初出場となる。

「地元の大阪だし、セレッソの人たちに成長した姿を見せられればと思うけど、まずは自分のプレーに集中して、試合に出場したら自分の良さを出すことに集中したい」。16年のリオデジャネイロ五輪に出場しているとはいえ、A代表のピッチに立てば、カンボジア戦以来、1029日ぶり。イラン戦は後半43分から、カンボジア戦は後半41分からの途中出場と、ともに短い出場時間だったが、「過去のことはあまり気にしていない。新しい監督、新しいチームで、新しいスタートだと思っている。そこで試合に出られれば自分の良さを出して、何かしら結果を残してチームに貢献したい」と意気込んだ。

 大阪府泉佐野市出身の南野だが、近畿地方に直撃した台風21号の影響で実家も被災したという。「停電したり、木が飛んできてガレージが壊れたと聞いている。でも、そんなに大したことはないみたいなので」。さまざまな意味がある大阪での代表戦。「途中から出場する試合は向こう(オーストリア)でもあったし、そういう試合で結果を残せたこともある。短い時間の中でもゴール、アシストするイメージは持っている」。自分自身の成長を見せることで、大阪、そして北海道の被災者へ勇気を届けるつもりだ。

(取材・文 西山紘平)