(左から)ギュンドアン、フンメルス、香川、レバンドフスキ、ペリシッチ【写真:Getty Images】

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クロップ政権の2011-12シーズンに二冠を達成したイレブンは今どこに?

 リバプールのユルゲン・クロップ監督は、2008年から7シーズンにわたってドルトムントを率い黄金時代を築いたキャリアを誇るが、英メディア「GIVE ME SPORT」は「クロップが二冠を達成したドルトムントのイレブンは今どこに?」と見出しを打って特集。

 11選手が紹介されたなかで、日本代表MF香川真司も登場している。

 リバプール就任4年目のシーズンに突入したクロップ監督だが、今夏にはかつてないほどの大型補強を敢行し、開幕4連勝で首位と好スタートを切っている。戦術も着実に浸透しており、ここまで4試合で1失点と守備面も改善。自身初のプレミアリーグ制覇へ向けて、徐々に機運が高まっている。

 08年から7シーズン率いたドルトムントでは、10-11、11-12シーズンとブンデスリーガ連覇を達成。12-13シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ準優勝を果たし、クラブの黄金期を築いた。

 なかでも11-12シーズンは、DFBポカールも制して二冠を達成。ドルトムントとクロップ監督の名を、世界に轟かせるシーズンとなった。同メディアでは、リーグ連覇を決定づけた第32節ボルシアMG戦(2-0)の先発メンバーにスポットライトを当て、11人の現在に注目している。

 守護神は元ドイツ代表GKロマン・ヴァイデンフェラーが務めており、昨季限りで現役引退を表明している。右サイドバックのポーランド代表DFウカシュ・ピシュチェクは、現在もドルトムントで先発の座をつかんでおり、公式戦出場数は300試合を超えている。

 センターバックを務めた一人である元セルビア代表DFネベン・スボティッチは、血栓症を患うなど近年は苦しい時期を過ごし、今夏フランス1部のサンテティエンヌに移籍し再起を誓っている。コンビを組んだドイツ代表DFマッツ・フンメルスは、16年に宿敵バイエルン・ミュンヘンに移籍し、主力として活躍している。

 左サイドバックの元ドイツ代表DFマルセル・シュメルツァーも今季のドルトムントで先発に定着しており、昨季まで2年間キャプテンを務めていた。


トップ下で輝きを放った香川 「ユナイテッド移籍を引き寄せた」

 ボランチのドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンは、16年夏からマンチェスター・シティに活躍の場を移しており、当時主将を務めていた元ドイツ代表MFセバスチャン・ケールは14-15シーズン限りで現役を引退した。

 そして、トップ下を務めたのが香川だ。記事では「日本のスターは、このボルシアMG戦で2点目を奪い、彼のつかんだ手柄がユナイテッドへの移籍を引き寄せた」と、シーズンを通して中心選手として輝きを放ったパフォーマンスが、翌シーズンのマンチェスター・ユナイテッド移籍につながったと記している。

 また、「ルイス・ファン・ハールがカガワをドルトムントへ売却したことに、後任のジョゼ・モウリーニョは苛立ちを噴出させた」と、当時指揮官を務めていたファン・ハール元監督が香川を放出したことに、モウリーニョ監督が不満を露わにしたと説明している。

 右ウイングは“クバ”の愛称で知られた元ポーランド代表MFヤクブ・ブワシュチコフスキで、現在はヴォルフスブルクでプレー。左ウイングはクロアチア代表FWイバン・ペリシッチで、15年からインテルに所属。今夏のロシア・ワールドカップでは同国史上初の準優勝に導く立役者の一人となった。

 そして1トップは、ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキで、14年に宿敵バイエルンへ移籍。ここまでブンデスリーガ得点王を三度獲得するなど、世界屈指のストライカーとして充実のキャリアを過ごしている。

 この試合に先発した11人以外にも、同シーズン後半戦は怪我に悩まされたドイツ代表MFマリオ・ゲッツェや、元ドイツ代表MFケビン・グロスクロイツら数多くの実力者を擁したドルトムント。そのなかの一人として輝きを放った“日本のスター”香川の功績は、欧州のサッカー史に深く刻み込まれているようだ。


(Football ZONE web編集部)