震度7の地震で発生した大規模同時多発の山崩れで、北海道厚真町は一変した。いつもの秋なら間もなく紅葉する山々が、巨大な怪物が爪で引っかき回したのかのように、見え渡す限り抉られ、崩れた。

専門家は「あの地域の地層はもともと非常にもろい」と指摘する。地層に詳しい産業技術総合研究所の石塚吉浩さんによると、山崩れがあった地域周辺には、約4万年前の火山の噴火で作られた支笏湖や、約2万年前に噴火した恵庭岳、さらに約300年前に噴火した樽前山がある。

岩の上に5メートル

厚真町の土壌は、岩の上に度重なる噴火の火山灰や軽石が約5メートルも積み重なったもので、強い地震エネルギーが加わると大規模な土砂崩れが起こりやすい場所だった。

司会の加藤浩次「余震が続き、また崩れる可能性があるので心配です」