NEW YORK, NY - SEPTEMBER 05:  Kei Nishikori of Japan during his men's singles quarter-final match against Marin Cilic of Croatia on Day Ten of the 2018 US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on September 5, 2018 in the Flushing neighborhood of the Queens borough of New York City.  (Photo by Elsa/Getty Images)

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 日本人初となるグランドスラム制覇も見えてきた。2018シーズン最後のグランドスラム(四大大会)で、アメリカ・ニューヨークにて開催中の全米オープンテニス
大坂なおみは日本女子史上初のグランドスラムでの決勝進出。女王・ウィリアムズと対戦する。

 一方、錦織圭は日本時間9月8日(土)の早朝に準決勝でジョコビッチと対戦、日本テニス史上初の男女GS同時決勝進出が掛かる。

大坂なおみ Getty Images


 全米オープンテニスを独占生中継しているWOWOWにも加入受付の電話が殺到。WOWOW側もより簡単な手続きのWEBからの手続きを加入希望者に進める等、嬉しい悲鳴をあげている。

 そんなWOWOWから準々決勝の激戦を制した錦織圭へ解説・伊達公子さんがインタビューした内容が届いた。

 錦織の準々決勝の対戦相手は、2014年の全米オープン決勝でストレート負けを喫し、辛酸をなめたマリン・チリッチ選手。それから4年、4時間8分のフルセットに及ぶ死闘は、錦織選手の鮮烈なリターンエースで決着した。

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錦織圭大坂なおみがグランドスラムを征する可能性(http://cocokara-next.com/athlete_celeb/possibility-to-win-a-grand-slam/)

錦織「自分のテニスが100点ではなかったので、耐えるしかなくて。」

錦織圭 Getty Images

伊達:おめでとうございます。非常にタフな相手に、タフな試合で4時間を超える試合でした。最後まで自分を信じることができていたのか、そして葛藤もたくさんあったと思いますが、どういうふうにハンドリングしていたのでしょうか?

錦織:今日は正直苦しかったですね。自分のテニスが100点ではなかったので、耐えるしかなくて。自分の葛藤と戦いながら、1ポイントずつ戦いました。最後若干良くなったんですけど、あまり良くないなかでも戦うことだけを考えてプレーしました。

伊達:5セット目、どういう気持ちで入ったのか教えてください。

錦織:なるべく過去をあまり考えずに、4セット目あまり良くない落とし方でしたけど、冷静にプレーすればチャンスは来ると思っていたので。リターンに集中して、少しずつリズムを上げていくことを意識していました。最後は特に集中しましたね。リターンが命だと思っていたので、どっちに来てもいいように準備して。読みが当たったところもあったので、良かったですね。

伊達:最後のリターンエースは狙っていたんですか?

錦織:100%こっちに来ると思っていたので、フォア待っていました。

伊達:次に向けて、どういう心構えをしていかないといけないと思いますか?

錦織:正直、もうちょっとレベルを上げたいですね。アンフォーストエラー(自分のエラー)も多かったので。サーブも、特に出だし、ファーストが入らなくて苦しんだところもあったので。色々調整して、体も戻して迎えたいです。

伊達:ゆっくり回復してください。

錦織圭大坂なおみ Getty Images

 錦織選手の準決勝、N.ジョコビッチ戦は9月8日(土)4時55分からWOWOWで生中継する。

■全米オープンテニス 第12日男子シングルス準決勝
9/8(土)午前4:55 WOWOWライブ
R・ナダル(スペイン) vs J・デル ポトロ(アルゼンチン)
錦織 圭(日本) vs N・ジョコビッチ(セルビア)

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]