停電時、iPhoneのバッテリー消耗を防ぐ「7つの方法」:iPhone Tips



(更新:2018/09/06)本記事は2017年5月に掲出したものですが、北海道で震度6強の地震が発生したことをうけ、再掲出しています。iOSの最新バージョンではUIが異なる場合があります。

iPhoneユーザーなら、外出先で充電が足りなくなり焦った経験のある人も多いでしょう。日頃から画面を少し暗めに設定したり、Wi-Fiの接続機能を必要時にのみオンにしたりと、iPhoneの設定を少し見直すだけで、バッテリーの消耗を防げます。

ここでは、バッテリーを節約する7つの方法を紹介。いますぐ実践して、モバイルバッテリーいらずのiPhoneライフを楽しみましょう。

1.画面の明るさを調整しよう

iPhoneの液晶画面を少し暗めに設定すると、バッテリーの消耗を抑えられます。画面の明るさ調節は、コントロールセンターからスライダを動かすだけでOK。画面を見るのに不自由しない程度の明るさに設定しましょう。さらに、「設定」アプリから「明るさの自動調節」機能をオフにすれば、周囲の照明が変わっても同じ明るさを保つことができ、バッテリーの節約効果が上がります。

:iPhone Xでは明るさの自動調整をOFFにする機能は削除されています

▲画面を上になぞるとコントロールセンターが出現。スライダを左右に動かし、明るさを調整しよう(左)。画面の明るさを一定に保つには、「設定」アプリを開き「画面表示と明るさ」をタップ。次画面で「明るさの自動調節」のスイッチをオフにする(右)

2.電波が弱い場所では「機内モード」をオンにしよう

iPhoneは、電波が弱い場所にいるとより強い電波を探す傾向があります。バッテリー消耗の原因となるなので、こうした場所ではiPhoneを機内モードに設定しましょう。周囲の電波をキャッチする機能を一時的にオフにできます。機内モードを設定するには、コントロールセンターを表示し、飛行機のアイコンをタップ。ただし、機内モード設定中はモバイルデータ通信や、電話の発着信などができなくなるので注意しましょう。


▲コントロールセンターを起動し、飛行機のアイコンをタップ。iPhone画面の左上に飛行機マークが表示されている間は、周囲の電波をキャッチしなくなる

3.Wi-Fi、Bluetoothは必要なときだけオンにしよう

Wi-Fiがオンになっていると、接続できるWi-FiネットワークをiPhoneが常に探している状態になるため、バッテリーの消耗が激しくなります。家や会社などでWi-Fiネットワークを接続するとき以外は、Wi-Fiをオフにしておきましょう。

また、BluetoothやAirDropも使用時以外はオフにしましょう。Bluetoothをオフにすると、自動的にAirDropもオフになります。Wi-FiやBluetoothなどの機能は、コントロールセンターからオン・オフを切り替えられます。


▲コントロールセンターを表示し、Wi-FiとBluetoothのアイコンをタップしよう。アイコンが青から白に切り替わったら、それぞれの機能がオフになる。なお、AirDropだけをオフにしたい場合は、「AirDrop」をタップ(左)。次画面で「受信しない」を選択すればよい(右)

4.「視差効果を減らす」をオンにしよう

iOS 7以降の機種には、本体の傾きによってアイコンなどを見やすい角度に動かしてくれる「視差効果」という機能が搭載されています。本体の傾きに適したアイコンの角度をiPhoneが常に計算している状態になるので、バッテリー消耗の原因になります。特に必要ないと感じたら、「設定」アプリから「視差効果を減らす」という設定をオンにしましょう。


▲「設定」アプリを起動し、「一般」 「アクセシビリティ」 「視差効果を減らす」の順にタップ。切り替わった画面で「視差効果を減らす」のスイッチをオンにしよう

5.壁紙には静止画を設定しよう

壁紙には、「ダイナミック」「LIVE」「静止画」3種類を設定できます。「ダイナミック」では壁紙が動画のように移り変わり、「LIVE」ではロック画面を押すと壁紙がアニメーションのように再生されます。どちらもバッテリーを消耗しやすいので、壁紙は静止画に設定しましょう。静止画は「設定」の「壁紙」から選択できます。


▲「設定」アプリを起動し、「壁紙」 「壁紙を選択」の順にタップ。「静止画」か「カメラロール」をタップし、写真を選択しよう

6.「低電力モード」をオンにする

「低電力モード」とは、以下の機能を制限、もしくはオフにすることでバッテリーの消耗を抑える機能です。メールの取得Siriアプリのバックグラウンド更新や自動ダウンロード一部のビジュアルエフェクト低電力モードは「設定」の「バッテリー」から設定しましょう。設定が終わると画面右上のバッテリー残量を示すアイコンが黄色に切り替わります。


▲「設定」アプリを起動し、「バッテリー」をタップ。次画面で「低電力モード」のスイッチをオンにする

7.画面を下向きにして伏せよう

iOS 9以降の機種には、iPhoneの画面を下向きに伏せることで液晶画面が自動的にオフになる「フェイスダウン検知」という機能が搭載されています。通知が来ても画面がオンにならないので、通知が多い人は特にバッテリーの節約効果を実感できます。机などにiPhoneを置くときは、画面を下向きにする習慣をつけるとよいでしょう。


▲iPhoneの画面を下向きにして置くと、画面が自動的にオフになる