ウェストハムを指揮するペジェグリーニ photo/Getty Images

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今季のウェストハムは上位陣を脅かす存在になると言われていたのだが、始まってみると悪夢の開幕4連敗……。今夏にジャック・ウィルシャー、フェリペ・アンデルソンら実力者を次々と獲得し、指揮官にプレミアリーグ制覇の経験を持つマヌエル・ペジェグリーニを招聘したとは思えぬ最悪のスタートになってしまった。

昨季までウェストハムはデイビッド・モイーズが指揮を執っており、決して美しいサッカーを展開しているチームではなかった。しかし英『Daily Mirror』によると、ウェストハムのレジェンド的存在であるトニー・コティー氏はモイーズのままの方が良かったのではないかと現状を嘆いている。

「クラブはモイーズに代わる人材を選ぶことを決断したが、私はペジェグリーニの招聘は理解できない。我々はモイーズを残すべきだったよ。ペジェグリーニは優れた指揮官だが、マンチェスター・シティを指揮していた際には世界最高クラスの選手たちがいて、ウェストハムに来て選手たちのモチベーションを上げるよりもイージーだったからね。次の3試合が心配だよ。極めて重要だ。皮肉なことだが、仮にペジェグリーニを解任すれば、クラブはサム・アラダイスやモイーズが必要だと叫ぶだろう。全くおかしな話だ」

同氏が不安視する次の3試合とは、エヴァートン、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドのことだ。代表マッチウィークが終わると、ウェストハムはこの3チームとのリーグ戦が控えている。最悪の場合、開幕7連敗スタートなんてこともあり得る。当初の想定とは大きく異なる立ち上がりとなってしまったが、ペジェグリーニは立て直せるだろうか。