3バックは槙野と佐々木を軸に中央は遠藤か?冨安や三浦という選択肢もある。

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 9月3日、森保ジャパンは初陣となるチリ戦(9月7日@札幌ドーム)に向け始動した。

 週末のJリーグでは、川崎の大島僚太がG大阪戦で負傷(左ヒラメ筋の肉離れと診断され、全治2〜3週間)し、浦和戦の出場を回避したC大阪の山口蛍(右外側広筋筋挫傷)とともに参加を辞退。代わりに代表初選出となる川崎の守田英正、横浜の天野純が追加招集された。
 
 これで先のロシア・ワールドカップを経験したのは東口順昭(G大阪)、槙野智章(浦和)、遠藤航(シント=トロイデン/ベルギー)、植田直通(セルクル・ブルージュ/ベルギー)のわずか4人となり、ロシア大会から実に19人が入れ替わるフレッシュな顔ぶれとなった。
 
 実際、誰がチリ戦のスタメンを勝ち取るのか、現状で判断できる材料は極めて少ない。もっとも森保監督はU-21代表を率い、準優勝した先のアジア大会では自身の代名詞と言える3-4-2-1を採用しており、A代表でも同様のシステムがメインとなるはずだ。その時に軸を担うのは広島時代に森保サッカーを経験した佐々木翔、青山敏弘(ともに広島)、浅野拓磨(ハノーファー/ドイツ)の3人となるだろう。
 
 それを踏まえてスタメンを予想していくと、まずGKは東口(国際Aマッチ5試合出場)、権田修一(国際Aマッチ3試合出場)、シュミット・ダニエル(国際Aマッチ0試合出場)の3人からチョイスすることになるが、経験値から言えば東口が妥当だろう。トレーニング期間が限られ、連係面で大きな不安が残るだけに、32歳の守護神には周囲を落ち着かせるリーダーとしての役割を求めたい。

 3バックでは佐々木に加え、ヴァイッド・ハリルホジッチ体制、西野朗体制でも常連だった槙野がストッパーを務めるはずだ。槙野は「初めての選手が多いので積極的にコミュニケーションを図りたい。僕もまだ若いと思っていますが、A代表の価値を下げないように若い選手たちに伝えていきたい」と気合いを漲らせている。
 
 悩むのは最終ラインの中央の人選だが、候補としては足もとの技術があり、カバーリング能力にも長けた冨安健洋(シント=トロイデン/ベルギー)、遠藤、三浦弦太(G大阪)の3人となるが、ここでは槙野との連係も含めて“元浦和”の遠藤と予想した。
 
 ボランチは青山の相棒が焦点になるが、大島、山口が不在となった今、唯一、A代表デビューを果たしている三竿健斗(鹿島)が有力だろう。
 
 ウイングバックは順当に行けば、ハリルホジッチ体制でも試された車屋紳太郎(川崎)が左サイド、室屋成(FC東京)が右サイドでスタメンを掴むだろう。もっとも攻撃的に戦うオプションとしては柏のスピードスター、伊東純也の抜擢も考えられる。
 
 前線のトライアングルは浅野を軸とすれば、そのほかの人選は2パターン考えられる。アジア大会では前田大然、旗手怜央、岩崎悠人と森保監督はFWタイプを並べる陣形を重用しただけに、浅野を杉本健勇(C大阪)、小林悠(川崎)と組ませる選択肢がひとつとなる。
 
 またもうひとつは、浅野を頂点に、シャドーに機動力があり、パサーとしても機能する中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル)、堂安律(フローニンヘン/オランダ)、南野拓実(レッドブル・ザルツブルク/オーストリア)、伊藤達哉(ハンブルク/ドイツ)らを並べる形だ。
 
 どちらも魅力的なスカッドには映るが、指揮官が初陣は計算の利く陣容でと考えていた場合、浅野、小林、杉本の3人を選択する可能性が高いのかもしれない。
 
GK
東口順昭(G大阪)
権田修一(鳥栖)
シュミット・ダニエル(仙台)

DF
槙野智章(浦和)
佐々木翔(広島)
車屋紳太郎(川崎F)
遠藤 航(シント=トロイデン)
室屋 成(FC東京)
植田直通(セルクル・ブルージュ)
三浦弦太(G大阪)
冨安健洋(シント=トロイデン)

MF
青山敏弘(広島)
山口 蛍(C大阪)※1
大島僚太(川崎F)※1
伊東純也(柏)
中島翔哉(ポルティモネンセ)
南野拓実(ザルツブルク)
三竿健斗(鹿島)
伊藤達哉(ハンブルク)
堂安 律(フローニンゲン)
守田英正(川崎)※2
天野 純(横浜)※2

FW
小林 悠(川崎)
杉本健勇(C大阪)
浅野拓磨(ハノーファー)

※1=怪我で辞退 ※2=追加招集