U-16日本代表がアジア予選を突破すれば、FW若月大和らにも世界で戦うチャンス

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 3日、日本サッカー協会(JFA)はAFC U-16選手権マレーシア2018(9月20日開幕)に臨むU-16日本代表メンバー23名を発表した。AFC U-16選手権でベスト4に入れば、19年U-17ワールドカップの出場権を獲得。JFAで取材対応したU-16日本代表の森山佳郎監督は「もっと出続けて、育成年代から世界を経験させたい」と意気込みを口にした。

 U-16日本代表メンバーは02年生まれ以降の選手たちで構成されている。だが、全ての選手にAFC U-16選手権への出場資格がある訳ではない。同大会メンバーは1次予選に登録されたメンバーを除くと、「(02年の)1月1日から8月31日生まれの選手は新たに呼べない」(森山監督)というルール。今回のメンバーに入るだけの力があっても、1次予選で登録されていない遅咲きの選手はアジアで戦う権利が無い。

 だが、世界大会への出場権を獲得することができれば、初招集されたU-17日本代表で国際ユースin新潟(7月)に出場し、活躍したFW若月大和(桐生一高、02年1月生まれ)やMF津久井匠海(横浜FMユース)、SB畑大雅(市立船橋高)のような選手たちに出場資格が与えられる。森山監督も世界大会へ向けた候補選手もチェック済みで、「(若月のような)こういう選手とともに世界を戦える。だから、世界に」と必ず予選突破することを誓っていた。

 このようなルールがあるのは、年齢詐称を阻止する狙いがあるためだ。今回のAFC U-16選手権マレーシア2018ではそのルールが撤廃される可能性があった模様だが、U-16日本代表が出場し、4戦全勝で優勝した第5回WAFF U16ボーイズチャンピオンシップ2018でU-16イラク代表に問題が発覚したこともあって可能性は消滅してしまった。

 同大会に出場するため、バグダッド(イラク)の空港を出発しようとしたU-16イラク代表9選手に偽造パスポート所持の疑いが持ち上がり、スタッフが解任され、メンバーが入れ替えられるという“事件”があった。

 将来有望な選手がアジアで真剣勝負を戦えないことは残念なこと。だからこそ、U-16日本代表はアジアを突破し、新戦力を交えた競争で成長して来年、U-17ワールドカップを戦う。

(取材・文 吉田太郎)