本連載では、Appleの最新情報を噛み砕いて解説する。第6回は「docomo with」対象端末にiPhone 6sが登場したことについて簡潔にまとめたい。

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NTTドコモは2018年8月24日、「docomo with」プランの対象端末に『iPhone 6s(32GBモデル)』を追加すると発表。同9月1日より提供を開始した。端末の一括価格は3万9600円(税抜、以下同)。これはApple公式サイトで同機を購入する場合の5万800円(税別)よりも、約1万円も安く設定されている。『iPhone 6s』は秋に提供されるiOS 12へのアップデートも確約されており、少なくともこれから2〜3年は問題なく運用できるだろう。

「docomo with」とは何か?



そもそも「docomo with」とは、NTTドコモの利用料金が毎月1500円割引されるという料金プランだ。端末割引がない代わりに通信料がお得になる。毎月の割引は条件を満たす限り永年続くため、長期で運用するほどお得になるのが特徴だ。ただし、docomo withで運用できる端末は限られており、従来はAndroidのエントリーからミッドレンジモデルの選択肢が用意されていた。



同プランの契約数は今年の5月、提供から僅々1年で200万件に到達した。NTTドコモの携帯電話契約数(2018年度の予想)が7810万契約とされていることを考えると、決してメインストリームとは言えないものの、その注目度は高い。

家族でライトに使うなら、かなりオトク



そんなdocomo withの対象端末として、最新モデルではないものの「iPhone」が登場した。公正取引委員会が7月11日に公開した報道発表資料に目を通せば、「どうやらiPhoneを販売できる通信プランに制限がなくなったようだ」という裏事情も透けて見えてくるのだが、こちらの詳細な考察は他に任せたいと思う。

とにかく、「最新モデルにこだわらなければiPhoneを長期で安く運用できる」という選択肢が一つ増えたのはユーザーとして歓迎すべきことだ。NTTドコモの報道発表資料では、シンプルプランとベーシックシェアパックを活用した3人家族の料金例が試算されており、合計の通信量が5GBに収まれば一人あたり1980円(通話料別途)で運用できると紹介されている。一人当たり1〜2GB使えればよいという家庭ならこれで問題ない。



さて、ここに別途iPhone 6sの本体料金を支払うことになる。ただし前述の通り、端末購入補助はない。つまり、3万9600円(端末代金)+1980円〜/月(3人契約時の平均基本料)が一人当りのコストの目安となる。全員がiPhone 6sを購入して運用した場合、2年で一人当たり計8万7120円〜。もし端末の故障などで買い換えが発生しなければ、その後は基本料金のみで運用し続けられる。

ちなみに、データ通信量や通話定額の有無などに差があるので正当な比較とは言えないが、ワイモバイルでiPhone 6sを2年運用すると約9万6000円〜かかる。これを踏まえると、格安スマホ基準のコストでドコモ回線のiPhoneを維持できるdocomo withにはやはりお得感がある。端末代と通信プランがきっちりと別れている「分離プラン」ならではの分かりやすさも相まって、多くの家庭に強く訴求しそうだ。

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報道発表資料 : (お知らせ)「docomo with」対象端末に、iPhone 6s(32GB)を追加 | お知らせ | NTTドコモ

text井上晃(ゴーズ)