文大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の世論調査会社リアルメーターが3日に発表した調査結果によると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週に比べ0.8ポイント下落した55.2%だった。同社の調査で4週連続して就任後最低を更新した。不支持率は1.9ポイント上昇の40.0%と、就任後初めて40%台となった。

 調査は8月27〜31日、全国の成人2507人を対象に実施された。

 保守層の支持率は23.4%で前週から7.8ポイント下落した一方、進歩(革新)層の支持率は81.4%で3.7ポイント上昇した。リアルメーターは、文政権が掲げる経済政策「所得主導型の成長」を巡る与野党の対立が深まり、保守層の支持が離れたのに対し、革新層は結集したと説明している。

 政党支持率は与党「共に民主党」が前週より0.5ポイント下落し41.4%となった。最大野党「自由韓国党」は1.7ポイント下落の18.8%、少数野党の「正義党」は0.3ポイント下落の11.8%、第2野党「正しい未来党」は0.6ポイント上昇の6.6%だった。

 一方、8月31日に成人500人を対象に行った調査で、文大統領が同30日に実施した国防部長官ら5閣僚を交代させる内閣改造について、50.8%が肯定的に評価した。否定的な評価は28.0%だった。