いまやツナ缶をしのぐ人気と生産量のサバ缶が、あす9月1日(2018年)から値上げされる。大手メーカーのマルハニチロは33品目のサバ缶の値段を平均10%ほどアップする。理由は、売れ過ぎによるサバ仕入れ価格の高騰だ。

さらに、大きなサバが少なく、小さなサバばかりになっているのも原因だ。しめサバなどの加工品を扱う八戸の武輪水産は「本当は大きいサバを使いたいのですが、原料が調達できない状態です」と話す。

缶詰加工に手間かかる小サバ

「ビビット」は千葉県旭市の鈴木安太郎商店に取材した。倉庫をのぞくと、「小さなサバばかりですよ。日本人はあまり食べてくれません」と担当者は嘆いていた。

サバ小型化の原因は、政府による資源回復政策で漁獲制限が進められたことだ。サバは増えただが、サバの餌の量は変わらないため、1匹あたりのエサ量が減り、サバが小さくなってしまったのだ。小さいサバは加工に手間がかかるため、サバ缶には適さない。大きいサバの取り合いになって相場が上がり、サバ缶も値上げというわけである。安さが魅力だったのになあ。