体操女子のリオ五輪代表の宮川紗江選手がきのう29日(2018年8月)に記者会見を開き、日本体操協会・女子強化本部長の塚原千恵子氏からパワハラを受けたと語った。先月15日(2018年7月)、宮川を指導している速見佑斗コーチの暴力問題に関連して部屋に呼ばれ、こう言われたという。

「(速見コーチの)暴力を認めないと、あなたが厳しくなる。あのコーチはだめ。だから、あなたは伸びない。私は速見より100倍よく教えられる」「オリンピックにも出られなくなるわよ」

部屋にいたのは本部長と夫で協会副会長の塚原光男氏の2人だったという。宮川は「今までに感じたことのない恐怖を感じ、おびえていました」と語った。速見コーチと二人三脚で東京五輪を目指したい考えだが、それを力で変えさせようとする意図があると感じたという。

涙流して池谷幸雄「もの凄く素晴らしいことをしてくれた」

これを聞いた元男子体操五輪メダリストの池谷幸雄氏は涙ながらに、「今後の体操界のためにもの凄く素晴らしいことをしてくれた」と話す。

体操協会もきのう夜に記者会見し、速見コーチの処分については「第三者からの事実認定があり、被害者の選手が許容しても、暴力は断じて許さない」と表明した。塚原氏のパワハラ発言については「宮川選手の申し出があれば、真摯に対応したい」と述べた。

司会の国分太一「宮川選手は素直にすべてのことを話したのではないかと思いました」
キャスターの堀尾正明「体操界だけでなく、全アマチュア界の個人と組織、コーチ、そういうものの全部の疑問を投げかけてくれました。18歳の1人の選手にこういうことを言わせなければならないスポーツ界の体たらくを感じます」

一ツ石