ともに5得点を挙げた宝田(11番)と植木(19番)。後半戦の爆発がチームを優勝へ導いた。(C) Getty Images

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 U-20女子ワールドカップで初優勝を飾ったU-20日本女子代表“ヤングなでしこ”の面々が8月26日に帰国し、都内ホテルで優勝報告会見を行なった。
 
 今大会で日本は通算15得点を挙げ、うち10得点をFW陣の植木理子(日テレ・ベレーザ)と宝田沙織(セレッソ大阪堺レディース)が5得点ずつを挙げて稼いだ。まさに、アタッカー陣がきっちりと目に見える数字として結果を残したわけだが、大会序盤の2試合はともにゴールがなかった。
 
 もちろん、初戦は強豪のアメリカ、2戦目も決勝で再戦したスペインとの対戦で、難敵相手であったことは確かだが、ともすれば最終戦の結果次第では敗戦の可能性もあった。
 
 エンジンが掛かったのは、そのグループリーグ最終戦のパラグアイ戦からだ。この試合で植木、宝田が揃ってハットトリックを達成すると、以降の試合では必ず両者のうちのどちらかがゴールを奪って勝利に貢献した。
 
 この点を踏まえて二人には「ターニングポイントになった出来事があったのか」という質問が飛んだが、背景にはFW陣の“結束”があったようだ。植木がゴール量産の理由を次のように説明した。
「FWはこのチームで4人いるんですが、その4人が一緒に映像を見たり、試合を重ねていくごとにプレーのアイデアというのを出し合った。全員がゴールを取るために努力した結果が後半戦のゴールにつながったと思う」
 
 また宝田も「グループステージの2試合はFWの仕事ができなかったが、しっかりFW4人で話し合って修正してゴールを奪いに行くことができた。精度を高めようという意識を持ちながら、ゴールを奪えたことは良かったと思います」と、植木と同様、FW陣4人の力が重要だったことを強調している。
 
 会見では全選手がチームメイト、スタッフとの連帯感、結びつきの強さを異口同音に表現していたが、大会後半戦の2トップのゴール量産も、こうした背景があったようだ。