JR西日本が山陽新幹線のトンネル内で、車両検査の社員に最高時速300キロの高速走行を至近距離で体感させる研修をしていることが24日、分かった。共同通信が報じた。

2015年に福岡県内のトンネルを走行中の新幹線で車両カバーが脱落し、乗客が負傷した事故を受けた研修で、車両保守の職責の重要性を再認識させるのが目的。労働組合や労務管理の専門家からは「恐怖感を与え、行き過ぎた研修」という批判の声もある。

新幹線トンネルで風圧体感 JR西、最高時速300キロ(共同通信)