あっという間に娘のみゆきが高校生で、受験戦争に突入。その割に義母の亜希子(綾瀬はるか)は歳を取っていない。おかしい。おしゃまなクソガキだったみゆきは亜希子のことを「お母さん」と呼び、さん付けだったみゆきに対する亜希子の呼び方も「みゆき」と呼び捨てになっている。それだけ生さぬ仲の距離が縮まったのか?

今回は働く姿をみゆきに見せるために、亜希子が流行らぬパン屋の「ベーカリー麦」に勤め始めるのだが、店長の麦田章(佐藤健)はC調の出まかせ男で、店が没落してゆく。亜希子は元キャリアウーマン度を発揮して経済を分析、1日5万円の目標を達成したりする。思春期のみゆきの扱いにも困り、「避妊具」と「避難用品」の取り違えのドタバタもある。この回の目玉は麦田が亜希子に懸想?

第1回から見ているが、ドラマのキモは亜希子の杓子定規な元キャリアウーマンぶりで、家庭でもカクカクとした歩き方、敬語だらけのよそ行き言葉など、やわらかい綾瀬に硬い演技をさせるギャップが人気を呼んでいるらしい。しかし、何を描こうとしているのか7回にしてさっぱりわからず、コメディとしても中途半端だ。

父親の良一(竹野内豊)が消えてから、次なる男として、ハハン、麦田が相手になるなとは読めるが、一体このドラマは義母と娘の生さぬ仲でもここまで行けるとの人間賛歌なのか、あるいはスクウェアな亜希子の次なる恋愛物語なのかわからない。はっきりしてくれ。(放送2018年8月21日22時〜)

(黄蘭)