今回の社員アンケートは「会社の雰囲気をよくしている人は誰ですか?」。会社にいい感じのムードをつくってくれている、と思われているのは誰なんでしょうか? 気になりますよね!?

トップは「同僚」

「社長」「役員」「(上司など)役職者」「同僚」「自分」「新人」の6つの選択肢からひとつを選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。トップは「同僚」。全体の1/3超が「同僚」と回答しました。

【質問】
会社の雰囲気をよくしている人は誰ですか?
【回答数】
同僚:32
新人:22
役職者:18
自分:14
社長:10
役員:4

━【調査概要】━━━━━━━━━━━
調査対象:全国の成人男女を対象にしたインターネットリサーチ
平均年齢:36.9歳
性別  :男性47人、女性53人
職種  :正社員
回答数 :100サンプル
調査内容:「会社の雰囲気をよくしている人」に関するアンケート
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

次点は「新人」

トップ2は「同僚」「新人」。回答が多かった順から代表的な意見、気になるコメントを抜粋して紹介します。まず1位になった「同僚」からです。

もつべきものは同僚!

・社長や上の世代の人は気分屋なのであまりよくない雰囲気を出す。同期の女性社員などのほうが明るく楽しい雰囲気にしてくれる。(20代/女性)
・イベントごとがあると絶対盛り上げてくれる同期がいます。(20代/男性)
・女性の事務さんです。いつもニコニコしていて周りを和ませてくれます。(30代/女性)
・仕事が出来るわけではないが、ムードメーカーになっている同僚がいます(30代/男性)
・相手が上司でも言うべきことを伝えることができる同僚がいます。上司からは疎まれ、出世から遠のいているようです。(40代/女性)
・積極的、アイディア豊富、行動力ありの同僚がいつも明るくしてくれます。(40代/男性)

次に多かったのが「新人です」という回答でした。

とにかくフレッシュ!

・新人は常に明るく振る舞ってくれる。(20代/女性)
・苦手な人が近くにいる時は新人の子に話しかけて会話が弾むようにしています。(20代/男性)
・かなり真面目な新人がいて、その新人の行動が私たちに初心を思い出させてくれる。(30代/女性)
・新入社員はいろいろな意味で目立つ。会社の雰囲気も良くしていると思います。(30代/男性)
・真っ白な思いをもち、まじめに取り組む姿にみんなよい影響を受けている。(40代/女性)
・雰囲気を変えているのは新しい風を運ぶ新人。(40代/男性)

3位は「役職者」、4位に「自分」

3位の上司などの「役職者」と4位の「自分」は続けて紹介します。

「上司」に感謝!

・上の人が雰囲気づくりをしてくれているなと感じる。とてもありがたいなと思う。(20代/女性)
・安定感があり、空気を変えるのが上手いと思います。(20代/男性)
・仕事と休憩の区別をハッキリとつけて、仕事をやりやすい環境をつくってくれている。(30代/女性)
・いつも笑顔の他部署の上司に心がいつも救われている。(30代/男性)
・良くも悪くも役職者が雰囲気をつくっています。(40代/男性)

気を使ってるんです!

・ムードメーカー的な存在のため、いやなことも買ってでます。(20代/男性)
・自分が雰囲気が悪くならないよう気をつけてフォローしています。それも自分の仕事のひとつだと考えています。(40代/男性)
・自分でいうのもなんですが、みんなのグチをいやがらずに聞き、これといった適切なアドバイスはできなくても話し相手になっています。(40代/女性)

ブービーは「社長」、最下位は「役員」

最後に「社長」と「役員」をまとめて紹介します。「社長」は下から2番目のブービー賞、でした…。

雰囲気をよくしてくれる「社長」「役員」とは?

<社長>
・これこそ社長ですね。社員で集まる機会などがあるとアイスブレイクといって社長ご自身から率先してネタを披露されます。(20代/男性)
・尊敬できる部分が多いのでみんなが慕っている。そのおかげでみんなの足並みがそろっている。(20代/女性)
・やはり社長は会社の顔。会社全体の雰囲気は社長で変わります。(30代/男性)
・社長の振る舞いが社内の雰囲気に直結している。明るく朗らかで、社員一人ひとりに声をかけてくれる。(40代/女性)

<役員>
・会社の利益を上げようとしてがんばって働いているからですね。(20代/女性)
・自分を殺して調整役に回る姿には頭が下がります。(40代/女性)

ちなみに「役員です」と回答した4名は全員女性でした。

このアンケート結果をある社長に見てもらい“ホンネ”を聞きました。

「会社の雰囲気をよくしているのは誰ですか?」アンケートを見た社長のツブヤキ

“そーなんだ”と言うしかない結果ですよね。社員にとって“半径5メートル”の世界のムードでいえば、同僚だったり、上司だったりの影響が強い、ということなんだろうね。

業績だったり、制度だったり、表面的な雰囲気を醸し出す基礎部分では経営陣の影響が絶大なのは、これはもう間違いのない事実ですよね。業績がアウトなのに雰囲気がいい会社なんてないじゃない?

それに経営者が仏頂面だったりムダに神経質だったりしたら、どれだけ明るい同僚がいても会社の雰囲気は確実によくないですよね。社長が必要以上に表立って目立つ必要はないけどさ。

可哀そうだなと思うのは役員の順位ですよね。船にたとえたら社長は船長で、役員は甲板長とか機関長のポジション。船長がいても甲板長や機関長がいない船は進まないし、逆に船長より目立つ甲板長や機関長がいる船はヤバイよね。「目立たない役回りで申し訳ないけど、社長の無理難題をカタチにしてくれる役員が本当の会社の功労者だってことはわかってるからね」と役員にそっとメッセージしたいな。この場を借りて、サンキュ!

コチラでは、すべての回答を公開いたします。