20日、テレビ朝日「中居正広の身になる図書館」では、元プロ野球選手で日本ハムや巨人に在籍した中村隼人氏がゲスト出演。引退後「年商1億5000万の行列店店長」に転身した中村氏が、成功を収めたと言っていい第二の人生について語った。

社会人野球を経て25歳で日本ハムに入団した中村氏は、初登板初完封勝利を記録するなど華々しいプロデビューを飾るも、翌年以降の成績は安定せず。2004年に巨人へ移籍すると腰痛に苦しめられ、2005年に戦力外を通告された。最高年俸は推定で3600万円だったという。

そんな中村氏の現在は、新宿・歌舞伎町に店を構える焼肉店の店長だ。8畳ほどの広さでカウンターのみの店内ながらも客は1日平均100人ほど。人気の秘密は2つの革新的アイデアにあったという。

それはカウンターのみの立ち食いスタイルであることと、A4からA5ランクまで上質な肉を揃えた1枚売りのスタイルであること。「社会人野球の友人が『プロを辞めたらおいで』と言われたんで、このお店を任されました」という中村氏。その年収は約1200万円にもあるという。

また、プロ野球選手時代に投手として相手を癖を見抜いていた経験から、客の欲しがる肉が一目でわかると言い「80%は当たります」という中村氏。店内でも「接客方法でもトークして(客が)何がいいかすぐにわかる」と豪語した。