U-21日本代表MF神谷優太(愛媛)

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 日本がベスト8で敗退した1月のAFC U-23選手権。同大会で準優勝したのが、翌19日のアジア大会グループリーグ第3戦で対戦するベトナムだ。ともに2連勝のチームは勝ち点、得失点差、総得点で並んでいるため、引き分けに終われば大会規定によってPK戦で順位が決定となるが、U-21日本代表MF神谷優太(愛媛)は「全員勝つつもりでいる」と勝利を収めての首位通過に闘志を燃やした。

 練習場は芝の枯れや起伏が目立つグラウンドが多く、夕方からの練習では照明が暗すぎてボールが見えないなど、劣悪な環境でのトレーニングを余儀なくされている。ピッチ状況が悪いため、対人練習が行われないなど、連係面を確認する機会はほとんどない。しかし、神谷は「1試合目より、2試合目の方が良くなってきている」と試合をこなすことで連係面の向上が図れていると語ると、「コミュニケーションが大事」とピッチ外でもできることがあると続けた。

 インドネシアへの出発日にJ2リーグ第28節大宮戦が行われたため、チームへの合流は遅れた。長距離移動も重なったものの、「そこを言い訳にはできない」とキッパリ。「そこでマイナスの言葉を出してはいけないし、それがプロ。日の丸を背負う責任感がある。連戦の中でどれだけコンディションを良くしていくかというのはプロ意識が問われるし、そこを怠ってはいけない」とコンディション面での不安を見せることはなかった。

 ネパール、パキスタンよりも格上とも言えるベトナム戦では、引き分けてもPK戦で勝利すれば首位通過を決めるが「もちろん勝つつもりでいる」で力を込める。勝利のためにはゴールが必要となるものの、「そこをこじ開けないと。そうしないと皆、上に行けないと思うし、僕個人としても上のレベルでやれないと思う。(得点が取れなければ)そこまでのチームだったとなると思うので、それを打ち砕くように頑張っていきたい」と自身、そしてチームの可能性を示すためにも、90分間での勝利だけを目指す。

(取材・文 折戸岳彦)